200バタ銀の本多 後半猛追 自己新でつないだ日本勢5大会連続メダル「途切れさせないことを考えて」

[ 2021年7月28日 11:12 ]

東京東京五輪第6日 競泳男子200メートルバタフライ決勝 ( 2021年7月28日    東京アクアティクスセンター )

金メダルのミラフと健闘をたたえ合う銀獲得の本多(右)=AP
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 競泳男子200メートルバタフライ決勝で本多灯(19=アリーナつきみ野SC)が銀メダルを獲得した。この種目で日本勢は04年アテネ五輪から1分53秒73で5大会連続でメダルを獲得した。

 念願のメダルをつかみ「思い通りのレースができた。しかも銀メダル獲れたのですごいうれしいです!」と声を弾ませた。後半で猛烈な追い上げを見せ、自己ベストを更新。「前半は落ち着いていけた。後半踏ん張るだけだと思った。すごく良いレースができた」と笑顔。「緊張してたけど、楽しむことが第一だったので、誰よりも楽しむことを意識した。入場から楽しそうにやり通しました」と充実の表情を浮かべた。日本勢の連続メダルがかかっていただけに「途切れさせないことを考えていた。すごくうれしいです」と喜んだ。

 準決勝では1分55秒31の全体8位で通過。前夜の予選から0秒21タイムを落としたが、全体8位で決勝に滑り込み、レース後はプールサイドで海外選手に自ら歩み寄り「うえーい」と声を掛けて健闘を称え合った。「自分のレースをしたらメダルは獲れる。決勝は1分52秒台を狙いたい」と宣言。今月初旬に記録した自己ベスト1分54秒23の大幅更新への手ごたえを口にしていただけに、有言実行のメダルとなった。

 ◆本多 灯(ほんだ・ともる)2001年(平13)12月31日生まれ、神奈川県出身の19歳。日大藤沢高出、日大2年、アリーナつきみ野SC。男子200メートルバタフライで19年世界ジュニア選手権2位。1メートル73、75キロ。

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