大坂は3回戦敗退「プレーできて幸せだった」、試合後取材エリア現れず一時騒然

[ 2021年7月28日 05:30 ]

東京五輪第5日 テニス女子シングルス3回戦   大坂0―2ボンドロウソバ ( 2021年7月27日    有明テニスの森公園 )

試合中、耳をふさぎ集中する大坂なおみ(撮影・小海途 良幹)
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 テニスの女子3回戦が行われ、世界ランキング2位で第2シードの大坂なおみ(23=日清食品)は同42位のボンドロウソバ(チェコ)に1―6、4―6のストレートで敗れた。第1セットの第1ゲームで今大会初のブレークを許すと、嫌な流れを止められず。初出場でのメダル獲得を逃した。

 試合後は通過が義務付けられている取材エリアを通過せず、現場は騒然。その義務を「知らなかった」という大坂は、再び会場に戻って対応した。「大会に出場したメリットはあった。プレーできて幸せだった」。そう語り、残念だったかを問われると「はい」と日本語で静かに答えた。両目からは涙がこぼれた。

 6月の全仏オープンでは試合後の会見に応じないことを表明し、その後は、うつ症状などを告白。復帰戦が東京五輪となり、23日の開会式では聖火リレーの最終点火者を務めた。所属事務所を通じては「今の自分にできるプレーをさせてもらいましたが、皆さまの期待に応えることができずごめんなさい」などとコメントした。

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2021年7月28日のニュース