リオ4冠のバイルス、個人総合を欠場 団体決勝は「メンタルヘルス」理由に途中棄権

[ 2021年7月28日 15:46 ]

シモーン・バイルス(AP)
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 体操女子のスター選手で2016年のリオ五輪で4冠を達成したシモーン・バイルス(24=米国)が、29日に行われる東京五輪の女子個人総合を欠場することが決まった。28日に米体操連盟が声明を発表した。

 バイルスは27日の女子団体総合決勝を途中で棄権。原因が「メンタルヘルス」だったことを打ち明け、「以前のように自分を信じられない。楽しめていない」と涙ながらに語った。エースを欠いた米国は銀メダルに終わった。

 「うつ」に苦しんできたと告白した女子テニスの大坂なおみの影響を受けたかと問われると、バイルスは「メンタルが何より重要。心が健康でなければスポーツで成功することも楽しむこともできない」と訴えていた。

 米国は女子個人総合に、スニサ・リーと、バイルスの代役として予選9位のジェイド・キャリーが出場する。

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2021年7月28日のニュース