上野由岐子 父・正通さん「最後まで勝利の女神が味方した金」 試合後の対面に「言葉はいらなかった」

[ 2021年7月28日 10:43 ]

<東京五輪 ソフトボール決勝 日本・米国>メダルを胸に手を振る上野(撮影・北條 貴史)
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 13年かけての五輪連覇で沸いた女子ソフトボール。一夜明けた28日、エース上野由岐子投手の両親も改めて喜びを噛みしめた。前夜は中継局の企画で試合後に娘とテレビ対面をする予定だったが表彰式が遅れたため放送中には実現しなかった。だが放送終了後に実現し家族で金メダル獲得を喜び合ったという。

 「もう言葉はいらなかったですね。こちらからはおめでとうと。ずっと苦労してきたのを見てきているから娘の大変さは分かっているんです」父・正通さんは数分の対面にも、顔を見れただけで十分という。

 北京五輪の前も後も、日本リーグで投げる娘の試合は母・京都(みやこ)さんとともに自宅の福岡から足を運び観戦してきた。今回の五輪は球場での観戦はできなくても、背番号「17」のユニホームを着て一緒に戦った。

 「今回は(連投した)北京より楽でした。打たれるような雰囲気がなかったですから。きのうの決勝でも6回に出た渥美のファインプレー。本当に最後まで勝利の女神が味方してくれました」と話し、五輪開幕前の21日にスタートしたソフトボール競技を締めくくった。 

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2021年7月28日のニュース