本多灯、銀メダルに歓喜のマッスルポーズ連発「思った通りのレースができた」

[ 2021年7月28日 11:36 ]

東京五輪第6日 競泳男子200メートルバタフライ決勝 ( 2021年7月28日    東京アクアティクスセンター )

<東京五輪・競泳>男子200メートルバタフライ決勝、銀メダルを獲得し歓喜を爆発させる本多灯(撮影・小海途 良幹)
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 男子200メートルバタフライ決勝で本多灯(19=アリーナつきみ野SC)が1分53秒73で2位となり銀メダルを獲得した。

 絶対王者ミラク(ハンガリー)には2秒48も離されたが、今月初旬に記録した自己ベストを0秒50更新。この種目で日本勢は04年アテネ五輪から5大会連続メダルとなった。プールサイドから上がると、大挙するカメラマンの前で筋肉を強調するマッスルポーズを連発。「本当にうれしい。うれしくてはっちゃけてしまいました」と興奮気味に振り返った。

 150メートルを4番手でターン。得意のラスト50メートルで2人を抜き「自分が何番か分からなかった。タッチして2位だ、53秒だ、と。うれしくてガッツポーズしました。練習から最後の50メートルを上げる練習はずっとしていた。自分が思った通りのレースができた」と笑顔を見せた。

 19年夏、瀬戸と一緒に欧州グランプリを転戦した。きつい練習をこなしながら、試合でも好記録を出す姿に「電気が走った。ビリッときた」と感銘を受けた。「どうすれば速くなりますか」と尋ねると、答えは明快だった。「練習だよ」。シンプルな言葉が心に刺さった。その憧れの先輩は不倫問題による活動停止処分などにより練習不足に陥り、この種目は準決勝敗退。本多は日本男子競泳陣に初メダルをもたらし「悪い流れをかき消しました」と胸を張った。

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