大橋 女王の風格「いいレースができた」全体5位で決勝へ 2冠自信「気持ちに余裕がある」

[ 2021年7月28日 05:30 ]

東京五輪第5日 競泳女子200メートル個人メドレー準決勝 ( 2021年7月27日    東京アクアティクスセンター )

女子200メートル個人メドレー準決勝 大橋の自由形
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 女子200メートル個人メドレー準決勝は大橋悠依(25=イトマン東進)が2分9秒79の全体5位で通過した。女子400メートル個人メドレーに続く2冠を懸け、28日午前の決勝に臨む。

 女王の風格が漂った。2冠への挑戦権を得た大橋は「いいレースができた。気持ちに余裕がある。決勝は自由形だけで0秒5~6は上げられる」と自信を見せた。ネガティブな性格で精神面が課題だが、金メダルを1つ手にしたことで心は安定。レース前に平井コーチから「400メートル個人メドレーの前とは顔が全然違う」と突っ込まれるほど落ち着いている。

 17年世界選手権は最初の200メートル個人メドレーで銀メダルを獲得したが、続く400メートル個人メドレーは4位。祝福メールの返信に時間を割かれたことなどがメダルを逃した要因で「あの時は舞い上がって失敗した」と振り返る。4年前の教訓を生かし、今回はSNSの通知機能をオフにしてスマホを触る時間を減らすなど集中力を維持。決勝に向け「全員にメダルのチャンスがあり、タッチの差の勝負になる。失敗を恐れずに思い切り泳ぎたい」と力を込めた。

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2021年7月28日のニュース