個人総合王者・橋本大輝、祖母が明かす優しい素顔

[ 2021年7月28日 23:14 ]

東京五輪第6日 体操 ( 2021年7月28日    有明体操競技場 )

橋本久子さん(左)は孫・大輝(左から2人目)の素顔を明かした(右は次男の健吾さん、右から2人目は長男の拓弥さん)
Photo By スポニチ

 男子個人総合決勝で、橋本大輝(19=順大)が6種目合計88・465点で、金メダルを獲得した。10代での個人総合制覇は日本初で、体操ニッポンに100個目のメダルをもたらした。

 仕事で多忙な両親に代わって、幼少時から橋本を献身的にサポートしてきた祖母・久子さん(82)が大舞台で輝いた19歳の素顔を明かした。

 橋本は体が弱い子供だった。久子さんは「3、4歳までは1週間のうち5日も病院に連れて行ったりしてね」と振り返る。

 昔から、久子さんが食事を作ってきた。「私があの子の専属シェフみたいなもんでね。嫌いな物もなく、何でも食べとったね。カレーやチャーハン、鶏の唐揚げとかが好物だったかな」。久子さんが忘れられないのは、小学生時代の作文だという。「作文に『おばあちゃん、面倒見てくれてありがとう』とか書いてくれてたんよ。そりゃあ、うれしかったですよ」と笑みを浮かべた。

 もちろん、今でも橋本の祖母への愛情は強い。「ケーキや饅頭も買ってきてくれるし、近所のスーパーに買い物に行く時も、ついてきてくれたりするんよ」と久子さん。世界で輝きを放った19歳は、優しい一面を持つ好青年だった。

続きを表示

2021年7月28日のニュース