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柔道男子連続金メダルは5日目でストップ 向が3回戦敗退も「後悔ない」

[ 2021年7月28日 14:54 ]

東京五輪第6日 柔道男子90キロ級 ( 2021年7月28日    日本武道館 )

ハンガリー選手と対戦し敗れた男子90キロ級の向翔一郎(左) (AP)
Photo By AP

 18年世界選手権銀メダリストの向翔一郎(25=ALSOK)は、2戦目となった3回戦でトート(ハンガリー)にゴールデンスコアの延長戦の末に一本負けし、メダルを逃した。柔道男子日本代表は初日から4日連続で金メダルを獲得していたが、5日目にして記録が途切れた。

 モーリシャス選手と対戦した初戦の2回戦では、得意の背負い投げで技あり2本を奪って合わせ技一本。体の動き、技の切れとも良く、ノーシードからの金メダル獲得へ好発進したかに思われた。しかし3回戦は延長戦で徐々に疲れが見え始めると、同2分55秒、場外際で捨て身技を仕掛けようとしたところに大内刈りを合わされた。審判からは「待て」の合図が掛かったが、ビデオ判定の結果、相手の一本が認められた。

 約10分後、向は敗退直後とは思えない清々しい表情でミックスゾーンに登場。「これが勝負の世界。あの捨て身技を打ったことは後悔していないし、本能のまま柔道をした。それが結果につながらなかっただけ」と潔く認めた。前日まで男子は4日連続で金メダルを獲得していたが、「(プレッシャーなどは)何とも思っていなかった」と影響がなかったことを強調した。

 富山県出身の向は、日大を経てALSOK入り。大学4年次には度重なる練習への遅刻で一時強制退部となり、昨年にはSNSをめぐるトラブルを起こし、全日本柔道連盟から注意を受けた。強気な言動や派手好みの私生活もあり、「柔道界の異端児」と形容されてきたが、初五輪の個人戦の戦いを終え、「いろんな方々に助けられてここまで来た。五輪の舞台に立たせてもらったことはありがたい」と感謝した。

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