錦織、準々決勝ジョコビッチ戦「貫いて思い切りやりたい」ダブルスでは4強ならず

[ 2021年7月28日 20:07 ]

東京五輪第5日 テニス男子ダブルス準々決勝 ( 2021年7月28日    有明テニスの森公園 )

男子ダブルス準々決勝で敗れ、握手を交わすマクラクラン(左)、錦織組
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 男子ダブルス準々決勝が行われ、錦織圭(31=日清食品)マクラクラン勉(29=イカイ)組は3―6、3―6で第1シードのN・メクティッチ、M・パビッチ組(クロアチア)に0―2で敗れ、準決勝に進むことはできなかった。

 この日は炎天下の中でシングルス3回戦も消化していた錦織は、リターンミスが目立った。厳しい日程については「始まる前から大変だと思ってエントリーした、両方精いっぱい頑張ると決めてきた」とし「ダブルスで力を発揮できず申し訳ない。確実に自分のせいだった」と悔しさを口にした。

 錦織は29日、シングルスの準々決勝で世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)と激突。疲労が蓄積した中で15連敗中の難敵に挑む。錦織は「ドローの中で一番強い相手。今週良いプレーができている、その感覚を貫いて、思い切りやりたい。普通にやっても負ける。エキストラで自分が良いプレーをしないといけない」と語った。

 1回戦では第5シードのルブレフ(ROC)をストレートで撃破。自国開催の舞台で調子が上がっており、「自分のプレーが良くなっていることが唯一の自信。数カ月前だったら自信は全くない。やっとちゃんとラリーができるようになっている。少しは戦えると思う」と意気込んだ。

 好調の理由については「今週なんでこんなに良いプレーができるようになったかわからない。五輪という可能性もあるし、慣れてる会場もある。良いプレーを見せたい気持ちも入っている。それが確かなエキストラになっている」と話した。

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