ソフト宇津木監督 苦労報われ万感「上野に感謝、神様ですね」

[ 2021年7月28日 05:30 ]

東京五輪第5日 ソフトボール決勝   日本2ー0米国 ( 2021年7月27日    横浜 )

<日本・米国>宇津木監督(右)に金メダルを渡す上野(撮影・小海途 良幹)
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 ソフトボール日本代表は最終回、現役時代から可愛がってきた上野の姿を見ながら、宇津木監督の目は潤んでいた。選手としてつかめなかった世界一を、監督として手にした。

 「正直この1週間は怖かったが、今回も必ずやってくれると思っていた。上野に感謝、神様ですね」

 監督選考会のプレゼンテーションを勝ち抜いて、16年に2度目の監督に就任した。国内リーグ6度、世界選手権2度優勝の実績も買われた。発想は自由。今大会もヒットエンドランでサヨナラ勝ちに導いた。長打力アップを掲げ、選手のスイングも変えた。一発の魅力がある打線を五輪で見せ、コンパクトなスイングになりがちな日本のソフト界に一石を投じたい考えがあった。25歳の88年に中国から来日。23日の開会式で指導者の宣誓を任されるまでになり、苦労が報われた。

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