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歴史的2冠の大橋悠依 一時は衝突した平井コーチと抱き合い「先生が喜ぶ顔が見られたのが一番うれしい」

[ 2021年7月28日 12:39 ]

東京五輪第6日 競泳女子200メートル個人メドレー決勝 ( 2021年7月28日    東京アクアティクスセンター )

<東京五輪・競泳>女子200メートル個人メドレー決勝、金メダルの大橋悠依は平井コーチから祝福を受ける(撮影・小海途 良幹)
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 競泳女子200メートル個人メドレーで大橋悠依(25=イトマン東進)が1位に入り、400メートル個人メドレーに続く今大会2つ目の金メダルを獲得した。

 競泳の日本女子で2個の金メダルを手にしたのは初めて。日本勢で金メダルを複数つかんだのは、男子平泳ぎで2004年アテネ、08年北京と2大会連続2冠に輝いた北島康介以来で、日本の女子選手が同一大会で金メダル2個を獲得するのは夏季五輪で初めてという快挙達成となった。涙を流して喜んだ400メートルとは一転、笑顔で優勝を喜んだ。

 表彰式が終わると、見守っていた平井伯昌コーチ(58)と抱き合って喜んだ。

 「実感はまだ全然ないんですが、でも、やっぱり先生が喜ぶ顔が見られたのが一番うれしいので、すごくよかったです」

 7カ月前、大橋は危機的状況に陥っていた。昨年12月の日本選手権を欠場。表向きは「体調不良」と説明されたが、実は平井コーチとの関係悪化が本当の理由だった。海外遠征から帰国後の11月下旬に練習拠点で新型コロナ感染者が出て、プールが一時閉鎖。その間の練習場所を巡り、大橋の希望が平井コーチに受け入れられず意見が対立した。決別へ傾いた大橋は所属契約を結ぶイトマンのコーチに師事を打診したが、平井コーチとの関係を重視する先方に断られた。日本選手権中は滋賀県に帰郷。東京に戻っても、萩野らのいる“平井チーム”に合流せず、母校・東洋大の学生と練習した。状況を見かねたチームメートの清水咲子(29=ミキハウス)が仲介し、1月に関係修復したということがあったが、恩師とは笑顔で抱き合って、2つ目の金メダルを喜んだ。

 表彰台で聞く2回目の「君が代」については聞かれた大橋は「不思議な感覚がしましたけど、ここから流れを変えられたらいいな、と思っていたので、これがみんなの刺激になればいいなと思います」と、なかなか結果の出ない日本競泳陣に向けて、“ハッパ”をかけていた。

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