【飯豊まりえ　マチメシ！】たい焼きあんこのかき氷　猛暑でも涼しいヘルシー

「宇治あずきミルクかき氷」を口に運んでくれる飯豊まりえ（撮影・近藤　大暉）
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　ドラマ、モデル、朝の情報バラエティーＭＣと多方面で活躍する女優・飯豊まりえ（２０）が街の中華、洋食、喫茶店などを食べ歩きしながらオジさんたちと交流する「マチメシ！！」。第７回は東京都新宿区の「わかば」です。東京を代表するたい焼きの老舗ですが、毎日が暑い！ということで、お店自慢のあんこがたっぷり入ったかき氷で涼をとりました。健康にも良いあんこを食べて、夏を乗り切りましょう！

　今日は浴衣でかき氷！「夏らしいことをしたい」という私のリクエストに応えてもらいました。夏を一気に感じられますね。この浴衣、似合ってますか？涼しげな青と緑に、グラデーションの柄がかき氷みたいなんです。

　やってきたのは東京・四谷にあるたい焼きの名店「わかば」。昭和２８年創業の老舗です。店先にはラムネもキンキンに冷やしてあって、お店のたたずまいはまさに昭和。「氷」と書かれたのれんもかかってます。テンション上がりますね！

　冬には１日３０００個も売れるたい焼きが名物。でも、かき氷も約４０年前からあるそうですよ。今日は「スペシャル　宇治あずきミルク」（６５０円）に、白玉をトッピングした「スーパースペシャル」（８００円）を注文しました。店内のイートインスペースは、椅子の座るところが畳でお茶屋さんのよう。あ、ガリガリと氷を削る音が聞こえてきました〜。

　待つこと数分。到着したのは、上から抹茶、ミルク、あんこと、きれいに３色に分かれたかき氷。宇治抹茶がかかった氷の底に、たい焼きに使われているあんこがびっしり。お皿からこぼれちゃう！

　「縦に掘り進めて食べるといいよ」と教えてくれたのは、社長の小沢市明さん。上の氷だけを食べていくと、あんこばかりが残っちゃうんです。氷を崩さないように、下のあんこを食べていきます。

　このあんこ、感動しました！甘さ控えめで、少し塩っ気を感じますね。くどくないのでいくらでも食べられる。北海道産１００％の小豆をアク抜きせずに煮ているので、ミネラルがたっぷり。みなさん、汗をかいてミネラルが不足してませんか？あんこは健康食品でもあるんです。夏にピッタリなんですよ。

　粗削りの氷もポイント。流行（はや）りのフワフワの氷も好きですけど、こちらはザラザラした舌触りで、しっかり氷を感じられます。かき氷機は３０年以上になる年季もの。社長さんは「壊れたらその都度部品を探して修理してるんだけど、もう部品がなくて大変」って言ってましたよ。

　私、冬にも専門店に食べに行くほどかき氷が好きなんです。「花のち晴れ」で共演した杉咲花ちゃんも１日にかき氷屋さんを３軒はしごするので、そのツアーにも参加しました。子供の頃は家でかき氷を作って、カルピスをかけて食べるのが一番好きでしたね。

　そんなことを言ってる間に、完食しちゃいました。かき氷って解けると湖みたいに薄まっちゃうんですけど、あんこが多いので最後までおいしいですね。帰り際に、店長の伊藤巧真さんが「娘が“花のち晴れ”のめぐりんのファンなんです」と言ってくださいました。私が演じためぐりんですよ！うれしい！夏を乗り切る力をもらえる一日になりました。

　≪名物のたい焼き、冷凍もいける≫名物のたい焼き（１５０円）は、頭からしっぽまであんこがたっぷり。持ってみると、ずっしり重いです！見てください、皮は薄くてパリパリ、中にあんこがギッシリ詰まってます。あんこが８０グラム、皮が４０グラムと決まっているそうです。職人さんはあんこをスプーンでクルクルっとすくって、鋳型の生地の上に乗せてます。目分量で４０グラムにそろえられるのは、まさに職人芸です！夏は一度冷凍して半解凍で食べると、小倉アイスのようでおいしいんですって。私も試してみます！

　◇わかば　店頭では自家製あんこも販売。３００グラムで４４０円から。「この辺りの飲食店でデザートを注文すると、うちのあんこが出てくる店もたくさんあるよ」（小沢社長）とのこと。新宿区若葉１の１０。ＪＲ中央線、東京メトロ丸ノ内線、南北線四ツ谷駅から徒歩５分。（電）０３（３３５１）４３９６。営業は月〜金曜午前９時〜午後７時、土曜同〜午後６時半、祝日同〜午後６時。日曜定休。

　◆飯豊　まりえ（いいとよ・まりえ）１９９８年（平１０）１月５日生まれ、千葉県出身の２０歳。１２年に女優デビュー。昨年４月「暗黒女子」で映画初主演。フジテレビ系「にじいろジーン」に出演中。放送中のＴＢＳ系ドラマ「マジで航海してます。―Ｓｅｃｏｎｄ　Ｓｅａｓｏｎ―」（火曜深夜１・３０）に主演している。１メートル６７。血液型Ｂ。