竹内花 ホラー映画「真・事故物件」出演で恐怖体験

[ 2022年2月16日 08:40 ]

映画「真・事故物件 本当に怖い住民たち」の撮影での恐怖体験を明かした竹内花
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 【牧 元一の孤人焦点】真冬の怪談もなかなか味わい深い。18日公開のホラー映画「真・事故物件 本当に怖い住民たち」で、幽霊になる女性の役を演じた女優・竹内花(23)が撮影での恐怖体験を明かした。

 「私は本当にホラーが苦手で、これまでは見るのも避けてきたんです。でも、この映画への出演が決まって、勉強のために『呪怨』を見てみたら、怖くて、私にできるのかな…と不安になりました」

 2017年に「ミスヤングチャンピオン」グランプリを獲得して芸能界入り。19年に初舞台「織姫と彦星~幕末英雄伝~」で初主演し、女優業を開始。映画出演は「真・事故物件」が初めてだ。

 「スタジオで撮影すると思っていたら、現場が廃虚のアパートで、『聞いてないんだけど…』と思いました。そのアパートは全部で6部屋あって、撮影のメインの部屋に入った瞬間、嫌な空気を感じたんです。私には霊感はないんですけど、あるんじゃないかと思うくらい、ワーッ!という感じになりました。それで、スタッフの1人から『ここは、出るんだよ』と言われて、マネジャーに伝えたら『いや、それはウソ』と否定されたんですけど…」

 最初の場面は、暗い部屋の中を家庭用ビデオカメラで自ら撮影して回るシーン。部屋には、この映画のカメラマンと自分の2人だけとなり、緊迫感に満ちた現場となった。

 「ドキュメンタリーっぽく撮る感じで、本当に怖かったんです。特に、お風呂場を撮る時、何かいそうだ、と思って、手が震えちゃって、ズームが行き過ぎちゃったりして…」

 その後の場面は、幽霊として登場。半袖半ズボンの衣装だったため、顔だけではなく、手足にもメークが施された。

 「鏡で見て、凄い!と思いました。その姿で控室で待っている時、共演者が入ってきて『あっ、びっくりした。気持ち悪い』とか言われて悲しい思いをしたけれど、確かに、自分で見ても気持ち悪かったです」

 しかし、本当の恐怖体験はそこから。全て撮影を終え、一段落して、行きつけの占い師を訪ねた時のことだ。

 「いきなり『良くない霊が腰についてる』と言われました。私はそれまで、そういうことを言われたことが一度もなかったんです。ホラー映画の撮影をしたことも占い師には伝えていませんでした。だから、『霊がついてる』と言われて、マジか!?と思いました。実は、撮影中からずっと腰が痛くて、腰が凝っているのかと思って、マッサージ機を買ったけれど、全く効かなかったんです。その場でおはらいをしてもらったら、腰は良くなりました」

 自らを震え上がらせる映画出演となったが、その後、仕事の依頼は順調に増えているという。

 ◆牧 元一(まき・もとかず) 編集局デジタル編集部専門委員。芸能取材歴30年以上。現在は主にテレビやラジオを担当。

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