鈴木大地氏 涙の高木菜那に「日本のワンラインの美しさ、パシュートの面白さ…ありがとうと言いたい」

[ 2022年2月16日 11:08 ]

鈴木大地氏
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 ソウル五輪金メダリストで前スポーツ庁長官の鈴木大地氏(54)が16日、フジテレビ「めざまし8」(月~金曜前8・00)に出演。北京五輪スピードスケート女子団体追い抜き(パシュート)の決勝が15日に行われ、日本は強豪のカナダに及ばず銀メダルだったことに言及した。

 エース高木美帆(27=日体大職)、高木菜那(29=日本電産サンキョー)、佐藤綾乃(25=ANA)のベストメンバーで臨み、ラスト1週までカナダを僅差でリードしながら、最終コーナーで隊列の最後尾を滑っていた高木菜がバランスを崩し転倒。その瞬間、連覇の夢はついえた。呆然と仲間のもとに戻ってくる姉のもとへ、妹の美帆が駆け寄ったが、菜那の涙が止まらなかった。

 MCの谷原章介が「勝負の世界は厳しいですねえ」と言うと、鈴木氏は「厳しいですねえ。今回、前回チャンピオンということでまずプレッシャーがあったということと、それから相手がカナダで、最後に伸ばしてくるんですよね。だんだん迫ってきて最高潮にプレッシャーがかかったような状態、足はもうパンパン、最後3人目がゴールしてゴールなんで、出なきゃという焦りもあったと思うんですよね」と推察。

 そして「そういう中でこういうアクシデントが起こってしまった。しかし日本のワンラインの美しさとか、パシュートの面白さとか最高にスリリングな感じ、よく伝わりましたんで、本当に私はありがとうございますって言いたいですよ」と自身の思いを話した。

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2022年2月16日のニュース