荒川静香さん SP出場のワリエワに本音「滑っているのを見ると複雑。みんなそうだと」

[ 2022年2月16日 17:51 ]

荒川静香さん
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 フィギュアスケート五輪金メダリストの荒川静香さん(40)が16日、同局系「news every.」(月~金曜後3・50)に生出演し、15日に行われた北京五輪女子シングルのショートプログラム(SP)で首位発進したカミラ・ワリエワ(ROC)について本音をこぼした。

 ワリエワは昨年12月のドーピング検査で、心肺機能を高めて有酸素運動を助ける禁止薬物「トリメタジジン」が検出され、いったんは暫定的な出場停止処分が科されたが、ワリエワ側の異議申し立てで処分が解除に。その後、紆余曲折を経て、競技への出場が認められていた。

 北京のリンクから中継で生出演した荒川さんは、3位発進した坂本花織ら日本人選手の滑りを解説。その後、ワリエワについて「柔軟性とか技の一つ一つの完成度は高く、難易度も高いプログラムで滑っているので得点は高かったんですけど…」と話し、「やはり滑っているのを見ると複雑な気持ちといいますかね。たぶんみんなそうだったと思います」と、思わず本音がこぼれ出た。

 その後もワリエワの演技については、「美しさが際立っていました。技も確実に一つ一つ評価されるような得点を狙っていくプログラムなので、強さはあると思います」と冷静な口ぶりで説明。その後、SP2位だったシェルバコワ(ROC)については、対照的に声のトーンを上げて「すごく気迫が伝わってくるような。きゃしゃな体なんですけど、渾身の滑りだったと思います」と解説していた。

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2022年2月16日のニュース