村瀬心椛が銅「スノボBA」横並びトップの7・2% 平日午前ながら列島熱視線

[ 2022年2月16日 10:29 ]

村瀬心椛(ロイター)

 15日にNHK総合で生中継され、村瀬心椛(ここも、17=ムラサキスポーツ)が銅メダルを獲得した北京五輪のスノーボード「女子ビッグエア決勝」(前10・15)の平均世帯視聴率は7・2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが16日、分かった。平日午前の競技となったが、横並びでは断トツトップの数字で、注目を集めた形となった。個人視聴率は3・8%だった。

 また、国武大晃(20=STANCER)が4位となったNHK総合「男子ビッグエア決勝」の競技前半(後1・05)は平均4・3%、個人2・2%、競技後半(後1・56)は世帯6・9%、個人3・5%だった(番組後半は「カーリング女子・日本―イギリス戦」を中継)。

 同競技は3回滑り、高い方から2回の合計得点で順位が決まる決勝。村瀬は1本目にバックサイド1080でトップとわずか0・50点差の2位に付けると、3回目にはフロントサイドの1080で86・00点をマーク。171・50点で銅メダルを獲得し、10年バンクーバーのフィギュアスケート、浅田真央の19歳を大幅に更新する冬季五輪日本女子最年少メダリストとなった。日本勢では、岩渕麗楽(れいら、20=バートン)は166・00点で4位、鬼塚雅(23=星野リゾート)は65・25点で11位だった。

 男子は国武、大塚健(20=バートン)が決勝に進み、 国武は1回目で高難度のバックサイド1800に挑み、82・25点をマーク。3回目はバックサイト1620を決めて84・00点。メダルまであと一歩の惜しい4位。大塚は1回目は転倒したが、2回目に「キャブトリプルコーク1800」を決め、95・00点の高得点をマーク。3回目は、メダル圏内に入るだけなら、回転数を抑えることもできたが、「フロントサイドの1800」にチャレンジ。回転数は十分に足りていたが、転倒で33・75点に終わった。この挑戦に、場内からも拍手が起こった。

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2022年2月16日のニュース