橋下徹氏 五輪参加同意書の「コロナ自己責任」文言に「日本にない、自己責任を強調する欧米の感覚だな」

[ 2021年6月3日 18:34 ]

橋下徹氏
Photo By スポニチ

 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(51)が3日、フジテレビ系「LiveNewsイット!」(月~金曜後3・45)にコメンテーターとして出演し、東京五輪・パラリンピックの参加同意書をめぐる、日本と欧米の意識の違いについて私見を語った。

 出場選手に署名を義務づけられている参加同意書に「新型コロナウイルス感染の場合は自己責任」とする文言が新たに盛り込まれていたことが判明。さらに番組では、1日に来日したソフトボールのオーストラリア代表シャノン・キーバース(22)にリモートでインタビューした模様を放送。参加同意書の文言について聞かれたキーバースは、「その話、知らなかったんですけど、もちろんキャンプに入るのは自己責任だと思っています」と答えていた。

 日本での騒動ぶりと、キーバースの冷静な回答の温度差に、橋下氏は「日本では大騒ぎになりましたけど、欧米の国々ってと自己責任ということが徹底されているんですよ」と説明。ただし、「はっと思ったのは、『え?ちゃんと説明してないの?』と。自己責任の裏には『インフォームド・コンセント(告知に基づく同意)』で、しっかりした説明があっての自己責任なんですが、ちょっと説明がオリンピックの運営側の方が足りないですよね」と指摘した。

 キーバースのコメントに、橋下氏は「選手側の方は『それでも構わない。自分の夢をかなえるためには、自己責任は当然でしょう』というのは、ちょっと日本にない、自己責任を強調する欧米の感覚だなと思いましたね」と感想を口にした。

続きを表示

2021年6月3日のニュース