橋下徹氏 尾身氏の五輪開催「普通はない」発言に「やらないライン、これは国民みんなが思っている」

[ 2021年6月3日 08:32 ]

橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(51)が3日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長が東京五輪・パラリンピックに関し、「今の状況で(大会開催を)やるのは普通はない」などと述べたことに言及した。

 尾身氏は2日の衆院厚生労働委員会で、感染対策を徹底するのは大会組織委員会の義務だと訴え「パンデミック(世界的大流行)の状況でやるのであれば、開催規模をできるだけ小さくして管理体制をできるだけ強化するのは主催者の義務だ」とし「何のために開催するのか明確なストーリーとリスクの最小化をパッケージで話さないと、一般の人は協力しようと思わない」とも指摘した。菅義偉首相はこうした見解について官邸で記者団に問われ「感染対策をしっかりして安心安全の大会にしたい」と重ねて開催に意欲を示した。開催の意義は「まさに平和の祭典。さまざまな壁を乗り越える努力を、しっかりと世界に向けて発信していく」と説明した。

 橋下氏は、尾身氏の発言は、感染拡大状況という前提がついているとし「これからワクチンが普及してくることによって感染状況がどうなるかですよね」と指摘。その上で「ただやっぱり政治が“絶対的にやる”しか言っていない。やらないライン、これは国民みんなが思っていると思う。この状況だったらできないでしょっていうところは絶対に示す必要がある」と自身の考えを述べた。

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2021年6月3日のニュース