横浜流星、コロナ抗原検査「陽性」で入院 濃厚接触多数か…芸能界感染拡大の恐れも

[ 2020年7月22日 05:30 ]

新型コロナウイルスに感染し入院していることが分かった横浜流星
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 俳優の横浜流星(23)が新型コロナウイルスに感染したと21日、所属事務所が発表した。

 主演舞台「巌流島」(8月6日初日、東京・明治座)の稽古から帰る途中の20日夜に倦怠(けんたい)感を覚え、発熱もあったため、医療機関で受診。抗原検査とPCR検査を受け、20日深夜に抗原検査で陽性と判明し、入院した。PCR検査の結果はまだ出ていない。

 共演者やスタッフは現場判断でPCR検査を受けようと呼び掛け合っている。殺陣のシーンが多い作品で、稽古には出演者全員、マスクを着けて臨んでいた。横浜は20日が3日目の稽古で、稽古前と終了直後の検温では発熱は確認されなかったという。舞台関係者は「周囲に症状が出ている人がいないので、感染経路については思い当たらないようです」としている。

 舞台の公式サイトでは21日夜、来月11日までの東京公演の中止が発表された。以降の名古屋、高松、大阪、福岡公演について主催者は「検討中」とした。

 横浜が主演する日本テレビ連ドラ「私たちはどうかしている」(8月12日スタート、水曜後10・00)はこの日から撮影が当面の間、休止となった。横浜は直近では19日の撮影に参加。共演する浜辺美波(19)や観月ありさ(43)、佐野史郎(65)らは21日に検査を受けた。関係者は「今のところ抗原検査を受けた人の中から陽性は出ていない」と明かした。同局は「放送開始日も検討中」としている。ドラマは現在、全8話のうち7話の後半まで撮影を終えている。

 共演した俳優、女優は21日と22日の仕事をキャンセルしたケースもあり、現場は対応に追われた。

 本紙の取材では19日にドラマの撮影後「行列のできる法律相談所」の収録にも参加。影響が広がる可能性が出ている。

 ▽抗原検査 ウイルス内にある特定のタンパク質を検出するもの。検体となる鼻の奥の粘液を拭い取り、その場で判定できる。必要な時間は15~30分で、数時間かかるPCR検査よりも迅速に結果が出て、陽性判定は確定診断となる。陰性の判定についても発症2~9日目の症例では使用でき、追加のPCR検査を必須としない。検査キットについては5月13日に公的医療保険の対象と認められた。検査に伴う医療機関の診療報酬は6000円。医師が感染を疑い必要と判断した場合が条件。

 ◆横浜 流星(よこはま・りゅうせい)1996年(平8)9月16日生まれ、神奈川県出身の23歳。2011年にファッション誌「nicola」のメンズモデルで人気投票1位を獲得。「仮面ライダーフォーゼ」でテレビドラマ初出演。「烈車戦隊トッキュウジャー」でトッキュウ4号/ヒカリ役を演じ、人気を集めた。18年に歌手としてソロデビュー。極真空手初段。

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