ロックバンド「ジャックケイパー」残り1人も新型コロナ感染、メンバー5人全員が陽性に

[ 2020年7月22日 15:48 ]

新型コロナウイルスの集団感染の疑いが出た「ジャックケイパー」。(左から)李九、YG、飛炉、ちょこ、秀馬
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 ヴィジュアル系ロックバンド「ジャックケイパー」のベース・YGが、新型コロナウイルスに感染したことが22日、分かった。ボーカルの飛炉(ひろ)、ドラムの秀馬(しゅうま)、ギター・ちょこ、李九(りく)がすでに、PCR検査で陽性と判明しており、これでメンバー5人すべてが感染したことになる。

 同バンドの公式HPがこの日、更新され「本日ba.YGも新型コロナウイルス感染症(COVID-19)検査で陽性判定となりました事をご報告いたします」と伝えた。「この度は、関係者各位、そしてジャックケイパーを応援していただいている方々には、大変なご心配及びご負担をおかけしており、心からお詫びを申し上げます」と謝罪。「今後も医療機関、保健所の指導の下、メンバー全員の体調管理を徹底してまいります」としたうえで、「ファンの皆様、関係各位の皆様には大変なご心配とご迷惑をお掛けし、誠に申し訳ございませんでした。重ねてお詫び申し上げます」と謝罪を繰り返した。

 今月8日と12日に東京都内でライブを行い、17日に飛炉、19日に秀馬がPCR検査で陽性と判明した。両日のライブについて保健所は、ステージと客席間にビニールシートを設置し検温や問診票、消毒、常時マスク着用と感染対策が行われていたことから、来場したファンは濃厚接触者にはならないとしている。一方、濃厚接触者とされたバンドのマネージメントスタッフは、PCR検査の結果、陰性判定だった。

 感染経路については、「撮影時、又はヘアメイク中のメンバー同士の会話、ライブ後のメンバー全員での食事等が考えられます」としている。

 ジャックケイパーは今年4月に渋谷でマスクを配るなど、コロナ対策の意識は高く、同ライブでは全てのガイドラインを守っていただけに、舞台裏での感染対策が盲点となり、感染が拡大した可能性が高い。

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2020年7月22日のニュース