【藤井棋聖ぶっちゃけQ&A(3)】タイムマネジメント課題?「数分残しておくのは大きいのかなと」

[ 2020年7月22日 05:33 ]

リラックスした表情でインタビューに答えた藤井聡太棋聖(撮影・小海途 良幹)
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 将棋の史上最年少タイトル保持者、藤井聡太棋聖(18)がスポニチのインタビューに応え、戴冠者としての思いを明かした。(聞き手・構成 我満 晴朗)

 ――ダブルタイトル挑戦となった7月1、2日の王位戦7番勝負第1局。地元の愛知県で行われました。木村一基王位がワナをいろいろなところに仕掛けていましたが、全部見抜いて避けています。この一局については?
 「こちらが思った以上に激しい展開になって、かなり判断が難しいなと思ったのですけれども、終始際どい将棋だったと思うのですが、自分でしっかり読んで、なんとか踏み込む手を選択できたのは良かったのかなと思います」

 ――7月13、14日に北海道札幌市で行われた王位戦7番勝負第2局は鮮やかな逆転でした。あの時の逆転に至る心境は?
 「序盤から中盤にかけて木村王位の方に非常にうまく指され、かなり苦しくなってしまったんです。そうなってからはなんとか開き直って指そうと思っていました」

 ――そしてクライマックス。7月16日の棋聖戦5番勝負第4局。タイトルを獲られた対局ですが、感想戦では渡辺前棋聖から8筋の桂について驚かれていましたが。
 「途中は自信のない展開でと思っていたのですが、8筋の歩からなんとか反撃の足がかりをつくって、3筋の銀から8筋の桂という手順で、なんとか勝負にすることができたのかなと思います」

 ――新型コロナウイルス感染対策の影響で4、5月に50日ほど対局自粛期間がありました。その間、自分の将棋を見つめ直したと話していましたが、具体的に見つめ直したのはどの部分ですか?
 「自分の将棋、特に負けてしまった将棋を振り返ると、中盤でミスが出て少し差をつけられてしまったという展開や、あるいは中盤から終盤に差しかかるような入り口の局面あたりで、なんというか一手後れを取ってしまうような展開が多かったかなと思うので、そういったところを改善できればいいと思っていました」

 ――関連するかもしれませんが、以前よりタイムマネジメントに課題があると言われていました。昨秋の大阪王将杯王将戦挑戦者決定リーグ最終局の広瀬章人竜王(当時)戦では中盤で時間を大幅に消費し、結果的に最後は間違えてしまいました。あれから半年以上たって、相変わらず中盤でたっぷり時間を使われるのですが、結果としてより強くなっているイメージがあります。
 「タイムマネジメントは自分の課題と思っているんですけど、あの王将戦に関していえば、最後に1分将棋になった場面で大きなミスが出てしまったというところもあったので、なるべく時間がない中でも数分残しておくのは大きいのかなと思っています」

 ――そういえば、最近はどの対局でも最後は3分くらい残そう、という意図を感じます。
 「ああ、おおむねそうですね、はい(笑い)」
(続く)

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