【藤井棋聖ぶっちゃけQ&A(1)】「理想の恋愛対象は?」直撃に大照れ…18歳、現役高校生の素顔

[ 2020年7月22日 05:31 ]

リラックスした表情でインタビューに答えた藤井聡太棋聖(撮影・小海途 良幹)
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 将棋の史上最年少タイトル保持者、藤井聡太棋聖(18)がスポニチ本紙のインタビューに応え、戴冠者としての思いを明かした。6月からの過密日程の中、ダブルタイトル挑戦権と棋聖位を奪取。怒濤(どとう)のような日々を振り返りながら自身の近況もユーモラスに話した。次の目標は木村一基王位(47)に2勝0敗とリードしている王位戦7番勝負。第3局は8月4、5日に兵庫県神戸市で行われる。(聞き手・構成 我満 晴朗)

  ――改めて棋聖就位、おめでとうございます。
 「ありがとうございます」

 ――19日が18歳の誕生日。18日にはJT杯で豪華な誕生日ケーキを贈られました。その日のうちに食べ切れました?
 「将棋連盟の職員の皆さんと一緒にいただきました」

 ――駒のお菓子がたくさん飾られていたケーキ。食べたのはどの駒?
 「どの駒でしたかね、ふふふ。いや、王将はいただきました(笑い)」

 ――タイトル獲得からまだ1週間ほど。「藤井棋聖」と呼ばれることにはもう慣れましたか?
 「まあそうですね。その後JT杯の対局(7月18日=菅井竜也八段戦)もありましたし。そういった肩書で呼んでいただける機会も何回かあったので、なんとか徐々に慣れてくるというか、実感が湧いてくるのかなという気がします」

 ――18歳の誕生日プレゼントは棋聖のタイトルだと話していましたが、あえて他の何か欲しいものはありますか?自分に今ないものが欲しい、とか。
 「う~ん。体力は欲しいかもしれません(笑い)。やっぱり、特に持ち時間が長いと最後まで集中を保つというのは大変なことなのかなと感じたので、そのあたりをなんというか自分なりにしっかりマネジメントできるようにしたいなとは思いました」

 ――昨年、スポニチの取材に「織田信長になりたい」と話していましたね。将棋界に革命を起こす全く新しい戦法を生み出したい、と受け取ったのですが…。
 「ははは。そうですね。戦法という意味ではそんなに全く新しいシステムは少なくとも自分には難しいかなと思います(苦笑い)。ただ今までの常識というのにとらわれずに自分なりの発想でチャレンジしていくような手をできるだけ選択していきたいと思っています」

 ――将棋を離れ、一般的な質問です。現在、一番気になっているニュース、社会現象は?
 「やっぱり最近ですと新型コロナウイルス感染症というのが非常に大きなニュースになっていて、自分としても関心があります」

 ――鉄道好きということで、現在気になっている鉄道ニュースは?
 「最近だと東海道新幹線の新型車両N700Sがデビューしたので、乗りたいなとは思っているんですけど」

 ――まだ乗っていない?
 「そうですね、運行本数がまだ少ないので調べていかないと多分乗れないのでは(笑い)」

 ――調べると乗れるのですか?
 「一応、前日に公開されているんですけど、運用が。ただそれを知らないと多分、偶然ではなかなか難しいかと思います(やや得意げに)」

 ――現在気になる有名人は?
 「それは…分からないですね…。そうですね、今タイトル戦をやってますので、(相手の)木村先生の様子は気になります(笑い)」

 ――藤井棋聖は好きなタレント、芸能人について語らないのですが、理想の恋愛対象、こんな人がいいな、というのはありますか?
 「(大いに照れながら)特に……ないです(苦笑い)」
(続く)

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