上沼恵美子“逆ギレ”「えみちゃんねる」24日で突然終了…現場の意見に「辞めてやる」

[ 2020年7月22日 06:00 ]

上沼恵美子の“逆ギレ”により「快傑えみちゃんねる」が電撃終了することが分かった
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 “関西の女帝”と呼ばれる大物タレント・上沼恵美子(65)が司会を務める関西テレビの長寿番組「快傑えみちゃんねる」(金曜後7・00)が25年の歴史に幕を下ろすことが21日、分かった。24日の放送が最後となる。同番組は6月に上沼の“集中口撃”により準レギュラーだったキングコング梶原雄太(39)が降板する騒動があったばかり。突然すぎる終了の裏には何があったのか――。

 歯に衣(きぬ)着せぬ上沼の毒舌トークで、長きにわたり多くのファンに愛されてきたバラエティー番組。関西テレビは、今年7月に25周年を迎えたことを理由にあげ「番組として一定の役割ができたと考え、終了いたします」と発表。上沼も「25年という長きにわたって『快傑えみちゃんねる』を1000回を超えて続けることができたのは、支えてくださった視聴者の皆さまのおかげです。本当にありがとうごさいました」とのコメントを出した。

 テレビ業界の通例なら早くても10月の改編期で番組を切り替えるケースが多いが、不祥事でもないのに突然の幕引きという前代未聞の顛末(てんまつ)。複数の関係者によると、問題の発端は梶原の降板騒動とみられる。梶原の態度が気に入らず、上沼が収録中に罵倒。その場面はお蔵入りとなり、梶原は上沼のラジオ番組のレギュラーも含めて降板を申し出た。そこで上沼は騒動後、同局側に「番組をもっと良くしたい。改めるところがあったら何でも言ってほしい」と提案。これが“導火線”となった。

 同局側が上沼と話し合いの場を持ち、現場スタッフらの意見を伝えたところ、「そこまで言われるなら辞めてやる」と逆ギレ。局側は9月末での卒業を打診したものの、上沼の出演拒否により24日放送で終了することが突如、決まったとみられる。

 「若い視聴者の取り込みを図るため、今後どうするかということは懸案事項になっていた。ただ、えみちゃんねるはファンも多いし、局側としても続けたいと思っていた。卒業セレモニーもないと聞いている。寂しすぎます」(同局関係者)。現時点で総集編の放送予定もないという。

 同局は本紙の取材に「上沼さんとの話し合いの内容の詳細は答えられない。終了を決めたのは関西テレビです」と答えた。

 上沼にとっては長きにわたって担当していた女性マネジャーが5月末に辞めたことも大きい。「これまでは、そのマネジャーがクッションのような役割を果たしていた。上沼さんは“コロナ鬱(うつ)”と言ってましたが、最近は精神的にも落ち込んでいた。その中で直接本人が対応することになって悲劇につながった」(演芸関係者)。同局の幹部も代替わりしており、これまでのように意思疎通が図れなかったことも一因とみられる。

 同番組は1995年7月10日にスタート。最終回で1056回を迎える。出演拒否で解決の糸口が見つからないままでの空中分解。視聴者不在のこんな形で終わりを告げるのは残念でならない。

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