DeNA・オースティンも4番弾!“牧の代役”筒香の代役 勝率5割復帰導いた

[ 2024年5月24日 05:30 ]

セ・リーグ   DeNA5-3ヤクルト ( 2024年5月23日    神宮 )

<ヤ・D>ヒーローインタビューを終えてポーズを取るオースティン(撮影・篠原 岳夫)
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 代役の代役4番も凄かった。21年以来3年ぶりに4番に入ったDeNA・オースティンが、猛打を見せた。1―0の4回先頭。甘い直球を振り抜くと、左翼席上段へ突き刺さる120メートル弾となった。

 「スーパーコンタクト!素晴らしい感触だったよ!」

 貴重な追加点となる2号ソロに胸を張った。初回1死一、二塁では速球にバットを折られながらも、中前への先制打。5回にも左中間へ適時二塁打を放った。3安打3打点。今季初の同一カード3連戦3連勝で勝率5割復帰へと導き、三浦監督は「ここから(貯金を)積み上げていきたい」とうなずいた。

 不動の4番である牧が18日の中日戦で右太腿裏の軽い肉離れを発症し離脱した。19日から筒香が3試合で4番を務めたが、先発は左腕の高橋奎。右打者を7人並べたことに加え、前日に決勝弾を放っていた筒香は休養も兼ね6日の復帰後初めて欠場した。今季は超攻撃的2番を任されてきた助っ人だが、21年には4番での22発を含む自己最多の28本塁打をマーク。指揮官は「4番らしいというか、オースティンらしい打撃だった」と称えた。

 今季は、昨季までともに戦った親友のソトがロッテに移籍した。チームで野手の助っ人はただ1人となったため、ナインは寂しさを感じぬよう積極的に声がけ。自身も「ソトと最近もビデオ通話で話したし、仲間とも野球以外の話をして楽しんでいる。今のチームが好き」とうなずく。

 24日からは1ゲーム差に迫った2位・広島を本拠地に迎えての3連戦。オースティンは「この流れをこのまま続けたい」と力を込めた。(大木 穂高)

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