阪神・高橋 地元・静岡で初登板「楽しかった」3回零封で復活へまた一歩前進

[ 2024年5月24日 05:15 ]

ウエスタン・リーグ   阪神1―0くふうハヤテ ( 2024年5月23日    静岡 )

<ウエスタン ハ・神>ベンチ前でキャッチボールする高橋(撮影・須田 麻祐子)
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 阪神・高橋遥人投手(28)が23日、7年目で初めて故郷・静岡で登板し、復活へまた一歩前進した。左肘や左肩などの手術から復帰5度目の実戦(プロアマ交流戦を含めて)だったウエスタン・リーグ、くふうハヤテ戦に先発し、最速146キロで最長3回を“完全”に抑えた。

 「地元なので楽しかった。3回を投げたらピッチングしてるな…という感じも出た。今日のいいところは変化球だった」

 精度を上げるため、2回は7球全て変化球。遊ゴロ失策で走者を背負ってもカットボールで三ゴロ併殺に取り、ツーシームで空振り三振という狙い通りの投球だった。計36球で4奪三振。打者9人で3イニングを終え、「ストレートもまだまだ良くなると思う」と通過点を強調した。次回以降は50球を目安に投球回をさらに伸ばす計画だ。

 懐かしい空気を感じた草薙球場では両親、恩師ら多くの人たちに見守られた。常葉学園橘中・高の元総監督で約6年間にわたって指導した下山秀樹氏(55)は「安心して見ることができた。スピードも申し分ない。本当に我慢強い子。夏場は強いので、そこから連覇に貢献して次のWBCも狙ってほしい」とエール。原点の地で背中を押された。(鈴木 光)

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