日本新薬 第1代表逃すも執念追撃「本当に勝ちたいチームが勝つ」最速151キロ新人力投など光明あり

[ 2024年5月24日 13:36 ]

都市対抗野球大会近畿2次予選第1代表決定トーナメント準決勝   日本新薬2―3日本製鉄瀬戸内 ( 2024年5月24日    わかさスタジアム )

<日本新薬・日本製鉄瀬戸内>3回に先制2ランを放った日本新薬・大石(撮影・河合 洋介)
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 日本新薬は、日本製鉄瀬戸内に2―3の惜敗で決勝進出を逃し、第2代表決定トーナメントに回ることが決まった。

 気持ちを前面に押し出して戦った。3回1死一塁では「1番・中堅」の大石航輝が右越え先制2ランを決め、三塁ベンチを指さして喜びながらナインを鼓舞。

 2―3の9回には先頭の「3番・左翼」の若林将平が左前打を放つと、相手が打球を捕球し損なった隙を見逃さず、二塁へ頭から飛び込んだ。同点にはつながらなかったものの、執念を見せながら最後まで諦めない姿勢を示した。

 鎌田将吾監督は「相手が本当にいいバッテリーだった。負けたのは監督の責任。(都市対抗まで)あと2勝。そこにしっかりと標準を合わせて、やるべきことをぶれずに気持ちを改めて調整していきたい。本当に勝ちたいと思うチームが勝つと思うので、その部分をしっかりと選手に伝えてやっていきたい」と気持ちを切り替えた。

 同点に追いつかれた3回2死二塁からは、入社1年目の最速151キロ右腕・遠藤慎也が予選初登板。「いい攻撃につなげられるように、最大限のことをしようと思いました」と4回を被安打4、無失点に抑える力投で起用に応えた。

 京都翔英(京都)、亜大出身の本格派右腕。同監督は「遠藤はいい投手だし、信頼している。黙々と練習ができる“ザ・投手”というような性格。抑えてくれると思っていました」とたたえた。

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