日本製鉄瀬戸内「グラサン」エースが2失点完投で決勝へ「淡々と」目元真っ暗表情見せず、瀬戸内元年に躍進

[ 2024年5月24日 13:58 ]

都市対抗野球大会近畿2次予選第1代表決定トーナメント準決勝    日本製鉄瀬戸内3―2日本新薬 ( 2024年5月24日    わかさスタジアム )

<日本製鉄瀬戸内・日本新薬>2失点完投勝利を挙げた日本製鉄瀬戸内・藤野(撮影・河合 洋介)
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 日本製鉄瀬戸内が日本新薬を3―2で下し、第1代表決定トーナメント決勝に進んだ。

 真っ黒なサングラスで表情を隠すエース右腕・藤野幹大が被安打5、7奪三振で2失点完投勝利を挙げた。

 最速は141キロ。大半が130キロ台中盤ながら不規則に動く直球で相手打者を惑わせ、13個の凡飛を奪った。

 「前の試合でいい勝ち方ができたので、その流れを切らさないように立ち上がりから心がけていました。僕の直球は良くも悪くも、球速とか動きが安定していない。冷静に投げることができました」

 投手では珍しい黒の度入りサングラスをかけて登板する。「これが僕のトレードマーク。緊張していても、相手からは淡々と投げているように映っているのかな」。勝負の一戦でも無表情を貫き、124球を投げ抜いた。

 昨年は、パナソニックの補強選手として都市対抗本大会を経験した。今年からチーム名は「日本製鉄広畑」から「日本製鉄瀬戸内」に変更。「“瀬戸内元年”の思い入れもある。自チームで都市対抗に行きたい思いが強い」と節目の年に第1代表での本大会出場を見据えた。

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