矢野燿大氏 ノーノー屈辱の阪神に「1敗は1敗なので」 戸郷偉業には「アッパレとしか言いようない」

[ 2024年5月24日 21:44 ]

セ・リーグ   巨人1―0阪神 ( 2024年5月24日    甲子園 )

矢野燿大氏
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 元阪神監督の矢野燿大氏(55)が24日、ニッポン放送「ショウアップナイター」阪神―巨人戦(甲子園)の解説を務め、巨人・戸郷翔征投手(24)のノーヒットノーラン達成についてコメントした。

 今季9度目の先発となった戸郷は1安打も許すことなく投げ抜き、チームの連敗をストップ。プロ野球でのノーヒットノーランは、23年9月9日ロッテ戦での山本由伸(オリックス)以来89人目、101度目。巨人では18年7月27日中日戦の山口俊以来13人目、17度目。巨人投手の阪神戦でのノーヒットノーランは、プロ野球初快挙となった36年9月25日の沢村栄治、37年5月1日の沢村に次いで3度目。甲子園に限ると36年の沢村以来88年ぶり2人目となった。

 矢野氏は「1―0という一番難しい状況の中で、最後までこの投球ができたのはアッパレとしか言いようがない。この難しい状況でよく投げ切った」と戸郷を称賛。「(9回)最後のフォークは中野もマークしてるんですけど、120球越えてもあのところに腕を振ってコントロールできて、素晴らしいボールを投げましたよね」と偉業を称えた。

 古巣・阪神には「ノーヒットノーランをやられても1敗は1敗なので、そういうふうに思えるかどうかが大事になってくる。2勝、3勝付くわけじゃないので、そういうふうに切り替えられるか。初戦でやられたというのが明日以降どうなるのか、また面白い部分の見方かなと思います」とコメントした。

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