阪神・中野がマルチ安打＆美技連発！9回同点ピンチも鮮やか併殺で締めくくる

セ・リーグ   阪神2―1広島 （ 2024年5月23日    マツダ ）

＜広・神＞8回2死一、二塁、中野は坂倉の打球を好捕（撮影・大森　寛明）
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　息詰まる9回裏の攻防。最後も阪神・中野が好守で決着をつけた。1死一、三塁から二塁右へ飛んだ代打・松山のゴロを半身の体勢で捕り、跳び上がるように回転して二塁へ送球。よどみない木浪との連動で1点差を守り切る併殺を決めた。

　「あそこで（併殺を）取れたことはスゴく大きかった。ショートが投げやすい送球もできたので、しっかり集中力を持ってできたと思う」

　5回2死一、二塁では秋山の一、二塁間深いゴロをしっかり防ぎ、8回2死一、二塁でも坂倉の二塁後方への飛球を背走して好捕した。「守れば接戦をモノにできる。次も攻める守備ができたらいい」

　打撃でも初回の右前打で先制の本塁を踏むなどマルチ安打。攻守で存在感を見せる姿が頼もしい。