巨人・岸田行倫が戸郷の快挙アシスト 「勝ち切ることが捕手としては大事」 9回に戸郷にかけた言葉とは

[ 2024年5月24日 21:56 ]

セ・リーグ   巨人1―0阪神 ( 2024年5月24日    甲子園 )

<神・巨>ノーヒットノーランを達成した戸郷(中)と岸田(左)のバッテリーは長野からウォーターシャワーで祝福される(撮影・大森 寛明)
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 巨人の戸郷翔征投手(24)が24日の阪神戦(甲子園)で史上89人目、101度目のノーヒットノーランを達成した。巨人では18年7月27日中日戦の山口俊以来13人目、17度目となった。

 3回2死から投失、5回先頭に一失と、失策で2人の走者を出し、9回先頭にも四球を与えたが、打者29人に対し、最後まで安打を許さず、123球での快挙となった。

 巨人投手の阪神戦でのノーヒットノーランは、36年9月25日の沢村栄治、37年5月1日の沢村に次いで3度目。甲子園に限ると、プロ野球初のノーヒットノーランとなった沢村以来88年ぶり2人目となった。

 さらに、1―0での達成は、巨人では36年の沢村、39年11月3日セネタース戦の中尾輝三以来3人目で2リーグ制後初だった。

 この快挙をアシストしたのが捕手の岸田行倫捕手だ。最後まで好リードで引っ張り、最後は戸郷に抱きついた。「真っすぐが良かったですし、スライダーもフォークも良かったので、真っすぐでいけるところはいって。(自分も)7回ぐらいからちょっと意識してましたね。でも、9回先頭出て嫌な流れで。そこを何とか断ち切れたのはでかかったですね」と喜んだ。

 戸郷には9回に「初球から勝負の気持ちで投げてこい」と声をかけたという。岸田にとってのノーヒットノーランは「2回目です。社会人のとき1回やっています。猿渡さんというピッチャーで日本選手権でやりました」と話した。

 「勝ち切ることが捕手としては大事なので。ヒットを何本打たれようが、最後に勝てばいいと思っているので。きょうは1本も打たれず最高の結果になりました」と心地よさそうに話した。 

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