ヤクルトが延長10回の末に粘り勝ち  連敗が5で止まり高津監督は「やっぱりうれしいよね」 

[ 2024年5月24日 22:53 ]

セ・リーグ   ヤクルト5ー2中日 ( 2024年5月24日    バンテリンD )

<中・ヤ>中日に勝利し連敗を止め、ナインを迎える高津監督(中央)(撮影・椎名 航)
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 ヤクルトが延長10回の末に中日に競り勝ち、チームの連敗が5でストップした。

 初回に理想的な形で先手を奪った。4番・村上が2死一塁で左中間にリーグトップの12号2ランを放って2点を先取した。一方、先発のサイスニードは6回2/3を4安打1失点と力投。7回途中から継投で逃げ切りを図ったが、8回に4番手・木沢が1点を失って2―2の同点にされ、そのまま延長戦に突入した。

 最後は粘り勝ちだった。延長10回は難攻不落の相手守護神・マルティネスが登場したが、先頭・長岡が右前打を放つと押せ押せムードに。その後は犠打や2四死球で1死満塁とし、西川が押し出し四球を選んで勝ち越しに成功する。さらに、代打・川端も適時内野安打で続き、相手失策も絡んでこの回一挙3点を奪って勝負を決めた。

 開幕投手を務めながらいまだ勝ち星のないサイスニードの今季初勝利とはならなかったが、チーム一丸で粘り強く戦い抜いて勝利をもぎ取った。高津監督はサイスニードついて「よく投げたと思います。勝ちがつかないのはかわいそうな面はあるけど、ケガなくしっかりローテーションを守って投げてくれている。非常に頼りになる男だ思う」と評価。10回の攻撃については「マルティネスを打ったわけですから。先頭が出て四球を絡めて、理想的な点の取り方。100点の攻撃じゃないですか」と絶賛した。

 交流戦前最後のカードの初戦に勝利。チームの連敗も止まり「やっぱりうれしいよね。みんなよく頑張ってるよ。忍耐強く一生懸命頑張っていると思う。また明日も勝てると信じています」とナインを称える表情は晴れやかだった。

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