【高校野球】大阪桐蔭が7回コールドで4強進出　5番・海老根が夏1号「1本出て気分楽になった」

第104回全国高校野球選手権大阪大会・準々決勝   大阪桐蔭8―0大阪電通大 （ 2022年7月27日    南港中央 ）

＜大阪電通大高・大阪桐蔭＞5回　無死　左越えに本塁打を放つ大阪桐蔭・海老根　（撮影・成瀬　徹）
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　警戒していた右腕を大阪桐蔭打線が攻略した。「春に抑えられた好投手にしっかりと対処して、優位に試合を進めてくれた」と西谷浩一監督も4強進出を評価。春季大阪大会5回戦で、8回を4安打3点と苦しめられた大阪電通大の右腕・的場に、進化した部分を見せつけた。

　相手ミスに乗じて、序盤から試合の主導権を握ると、5回には先頭打者の5番・海老根優大（3年）がフルカウントからの変化球を左翼にオーバーフェンス。通算10本目となる夏1号で春夏連覇を目指すクリーンアップとしての責任を果たした。

　「打撃での柔軟性が課題だったけど、足を使って打ちにいくイメージで打てた。自分はホームラン打者ではない。足が武器だけど、1本出て、気分は楽になった」と海老根は感触を確かめた。

　「特別なことをするためには、日々当たり前のことを積み重ねていくだけだと思っている」と語った海老根の“特別なこと”はもちろん春夏連覇。選抜では2本塁打3盗塁。競輪選手の父・恵太譲りの高い身体能力で再びの高みを目指す。