【球宴】佐々木朗希「160キロが出てホッとしています」 直球主体には「松川のせいで」と恨み節

[ 2022年7月27日 20:07 ]

マイナビオールスターゲーム2022第2戦   全パ─全セ ( 2022年7月27日    松山 )

<全セ・全パ>全パ先発の佐々木朗希(撮影・島崎忠彦)
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 プロ野球のスター選手が一堂に会する「マイナビオールスターゲーム2022」は27日、愛媛県松山市の坊っちゃんスタジアムに舞台を移して第2戦が行われ、全パはロッテの佐々木朗希投手(20)が先発。初回に球宴の日本選手タイ記録となる162キロをマークするなど、1回3安打1失点だった。

 初球は158キロ直球だった。先頭の塩見(ヤクルト)を三ゴロに抑えると、2番ウォーカー(巨人)の4球目、中前打されたが162キロを記録した。3連打で1死満塁とされ、佐藤輝(阪神)に左犠飛を打たれて失点。苦笑いこそ浮かべたが、160キロ超えは7球を記録し、球場からは大きなどよめきが起こった。初回の23球中、フォークボール1球、カーブ1球。直球で押した。

 佐々木朗は降板後に「緊張したんですけど、楽しかった。実戦登板は1カ月ぶりだったので、緊張しました。どうにか1イニングしっかり投げ切れたので良かった。ランナー出さないように頑張ろうと思ったんですけど、2人目でセンター前に打たれたので、ちょっと悔しかった。160キロがとりあえず出てくれてホッとしています」と話した。直球主体の投球には「僕はもっと変化球を投げたかった。(捕手の)松川のせいで打たれました。セ・リーグ本当に強いので、真っすぐだけじゃ無理です。変化球投げないと、危なく終わらないところでした」とジョークを交えて語った。

 これまでの自己最速は164キロで今シーズン複数回、計測している。球宴初出場となった朗希は今月1日の楽天戦で右手中指のマメをつぶし、出場選手登録から外れ、この日が26日ぶりのマウンドとなったが、その剛速球で球場のファンを魅了、どよめきも起こった。

 これまで球宴では14年大谷(日本ハム)の162キロが日本人最速で、21年ビエイラ(巨人)の163キロが史上最速だった。新記録とはならなかったが、オールスターの歴史に大きな足跡を残した。

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