【高校野球】仙台育英が3年ぶり29度目の甲子園出場 エース左腕・古川翼の好リリーフで聖和学園を下す

[ 2022年7月27日 15:33 ]

第104回全国高校野球選手権宮城大会・決勝   仙台育英-聖和学園 ( 2022年7月27日    石巻市民 )

宮城大会決勝<仙台育英・聖和学園>3年ぶり29度目の優勝を決め、喜ぶ仙台育英ナイン(撮影・藤山 由理)
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 仙台育英が3―1で聖和学園を下し、3年ぶり29度目の甲子園出場を決めた。8月6日に開幕する「第104回全国高校野球選手権大会(17日間、甲子園)」に出場する。聖和学園は春夏通じて初の甲子園大会出場はならなかった。

 仙台育英は2回にスクイズで先制すると、2―1で迎えた7回にも再びスクイズで追加点を奪った。

 5回から2番手で救援したエース左腕・古川翼投手(3年)は無失点で試合終了まで投げきった。打者の内角を突く130キロ台後半の直球と鋭く落ちるスライダーを軸に10三振を奪った。

 佐藤悠斗主将は「報われた瞬間でした。聖和学園さんの分まで甲子園で頑張りたい。(1つ上の代は)あんなに強いチームでも負けてしまう。(新チームでは)厳しい言葉をかけあって優勝できた。この大会で戦わずに辞退して不完全燃焼で終わる高校さんもあった。甲子園では感謝の気持ちを忘れずに戦いたい」と聖地への意気込みを語った。

 聖和学園は先発右腕・阿部航大(3年)が粘りの投球で3失点完投するも、打線の援護に恵まれなかった。

 1989年、2015年と2度の準優勝を誇る仙台育英だが、頂点に立った経験はまだない。悲願の初優勝へ、スタートラインに立った。

◇仙台育英 甲子園への足跡◇
1回戦 6-4 柴田
2回戦 7-0 仙台商
3回戦 12-0 仙台高専名取
準々決 4-0 日本ウェルネス宮城
準決 不戦勝 仙台南
決勝 3-1 聖和学園

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