【高校野球】横浜 2年連続20度目の甲子園 東海大相模との決戦制す エース杉山「自覚と責任があった」

[ 2022年7月27日 11:47 ]

第104回全国高校野球選手権神奈川大会・決勝   横浜-東海大相模 ( 2022年7月27日    横浜 )

<全国高校野球選手権神奈川大会決勝戦 横浜・東海大相模>横浜・先発の杉山(撮影・会津 智海)
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 横浜が劇的な9回サヨナラ勝利で、2年連続20度目の甲子園大会出場を決めた。8月6日に開幕する「第104回全国高校野球選手権大会(17日間、甲子園)」に出場する。東海大相模は3年ぶりの甲子園大会出場はならなかった。

 決勝戦での両者の対戦は2017年以来、5年ぶり8度目。神奈川の頂上決戦で、横浜が勝負強さを示した。0-0の9回2死二塁、6番・萩宗久(2年)がサヨナラの右前打。投げては、昨夏甲子園大会でも登板した左腕・杉山遥希(2年)が存分に実力を示し、強打の東海大相模打線を相手に9回2安打完封勝利を収めた。

 エースの杉山は試合後のインタビューで「スピードは出ないので、その中で相手に自分の打撃をさせないことをテーマにして取り組んでいた。自分がエースという自覚と責任を持っていた。自分が抑えてやろうという気持ちを持っていたので、気が抜けることはありませんでした」と胸を張った。村田浩明監督は「相模さんに追いつけ、追い越せという気持ちで1年間やってきました。この素晴らしい舞台で、相模さんに勝ててうれしいですが、相模さんがいたから横浜が優勝できた」と涙をにじませ、声を詰まらせた。

 昨夏甲子園大会は2回戦敗退。投打とも戦力は充実する。夏36勝、過去2度の優勝を誇る東の名門が満を持して、全国の頂点を狙う。


◇横浜 甲子園への足跡◇
2回戦 10-0 生田東
3回戦 8-0 平塚江南
4回戦 9-0 茅ヶ崎西浜
5回戦 4-2 横浜隼人
準々決 8-1 藤沢翔陵
準決 11-1 立花学園
決勝 1‐0 東海大相模

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2022年7月27日のニュース