九州国際大付、聖地王手!!佐倉、BIG4の底力見せた2戦連発 決勝へ手応え「状態いい」

[ 2022年7月27日 06:00 ]

第104回全国高校野球選手権福岡大会準決勝   九州国際大付9―4小倉工 ( 2022年7月26日    北九州市民 )

<九州国際大付・小倉工>7回、ソロを放つ九州国際大付・佐倉(撮影・柴田 春男)
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 福岡大会では準決勝が行われた。九州国際大付は佐倉(人ベンに峡の旧字体のツクリ)史朗(2年)の2試合連続本塁打などで小倉工を9―4で下し、春夏連続の甲子園出場に王手をかけた。決勝は28日に北九州市民球場で行われる。

 九州国際大付が2年生BIG4の一角、佐倉の2試合連続ホームランなどで小倉工を退け、春夏連続出場に王手をかけた。6―4の7回先頭で、スライダーをしっかり捉えて右翼席に弾丸ライナーを突き刺した。高校通算21号となる今大会3発目に「直球を狙っていましたが、うまく体が反応した。状態もいいと思います」と胸を張った。

 5回戦まで打順は6番。5番に上がった準々決勝でも同じ北九州市民球場で右翼席最上部の看板を直撃する大アーチで度肝を抜いている。楠城徹監督も「安定している。心強い」と目を細める。

 一発だけではない。2―4の5回1死一、三塁では1点差に詰め寄る左翼線適時二塁打。この試合3安打3打点で5番の役割を果たした。佐倉は「5番はチャンスで回ってくる。しっかり還すことを考えている」と頼もしい。

 「デカいのが持ち味」と言い切る体重104キロの巨漢スラッガーは以前より重心をあえて高くし、低めの変化球の見極めが楽になったという。20秒激しく動いて10秒休憩する形式のインターバルトレーニングを7月に入ってから取り入れ、下半身が強化されたことで可能になったフォームがしっくりきている。筑陽学園との決戦へ向け「チームに流れをもってくる打撃を」と意気込んだ。(水口 隆博)

 《野田が逆転呼ぶ好救援》捕手と投手の二刀流、主将の野田海人(3年)がリリーフで5回4安打無失点の好投。捕手でスタメンの、先発の池田悠舞(ゆうま・2年)が4回4失点で降板。2番手でマウンドに上がった5回は1―4の劣勢だったが、冷静に投げて逆転につなげた。4番を務める打撃でも5回に佐倉の適時打をお膳立てする左前打など、4打数2安打で貢献した。

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2022年7月27日のニュース