大阪桐蔭・松尾 4回戦の最終打席から3打席連発で8強導く「自分が一番、びっくりしています」

[ 2022年7月27日 06:00 ]

第104回全国高校野球選手権大阪大会・5回戦   大阪桐蔭8―0東海大大阪仰星 ( 2022年7月26日    くらスタ堺 )

<大阪桐蔭・東海大大阪仰星>初回、本塁打を放ち笑顔を見せる大阪桐蔭・松尾(撮影・岸 良祐)
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 第104回全国高校野球選手権大会(8月6日から17日間、甲子園)の出場校を決める地方大会は26日、各地で行われた。大阪大会では大阪桐蔭が今秋ドラフト候補・松尾汐恩(3年)の2本塁打などで快勝、8強に進撃した。

 一度火がついたら、もう止まらない。大阪桐蔭の「3番・捕手」松尾が初回1死無走者で左越えへ、3回先頭では左中間へ、2打席連続のソロ本塁打をマーク。高校通算34、35号をたたき込み、24日の4回戦・大阪戦の最終打席から3打席連続本塁打。8得点の猛攻をけん引し、あっさり8強へと導いた。

 「自分が一番、びっくりしています。前回の試合からつかめたものを意識しながら打席に入れました」

 1本目は背番号19の相手先発、横手投げ左腕・山本哲大(3年)から。「思っていたのと違う投手でしたが、結局、球は本塁上に来る。タイミングを合わせるだけ」。そして2本目は本格派右腕・河内天志(3年)を打ち砕いた。タイプも、左右も、関係なかった。

 守っては夏の大阪大会初登板初先発となった前田悠伍(2年)を好リード。5四球とやや制球に苦しんだ左腕を「打たれたら俺のせいでいいから」と鼓舞し続け、4回3安打無失点を演出した。チームは4試合31イニングでわずか1失点。完調に戻した攻守の要が君臨する限り、横綱の絶対優位は揺らがない。

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2022年7月27日のニュース