ヤクルト村上と一問一答「仕事と思ってませんし、野球が本当に生活の一部になってる」

[ 2022年7月27日 22:53 ]

マイナビオールスターゲーム2022第2戦   全セ1―2全パ ( 2022年7月27日    松山 )

<全セ・全パ>試合後、きつねダンスをする村上 (撮影・光山 貴大)
Photo By スポニチ

 ヤクルトの主砲・村上宗隆内野手(22)はチームの秋季キャンプ地でもある“ホーム”松山で2打数2安打。2試合連続で全セの4番打者を務めた3度目の球宴を4打数2安打でフィニッシュした。

 0―0で迎えた初回1死一、二塁で入った第1打席だった。全パ先発右腕・佐々木朗希投手(ロッテ)の160キロを中前に弾き返して4月に完全試合を達成した“令和の怪物”からまずは今球宴の初安打をマーク。すると、1―1で迎えた3回1死一塁で入った第2打席では6月にノーヒットノーランを達成した全パ3番手右腕・山本由伸投手(オリックス)の149キロを右前に弾き返して2打数2安打とした。試合前まで松山での通算成績は17打数で3本塁打を含む7安打。この2打席を加えて19打数9安打の打率・474とした。本人も周囲も期待した球宴初アーチは来年以降に持ち越しとなったが、存在感はきっちりと示した。

 試合後、村上との一問一答は以下の通り。

 ――球宴を振り返って

 「いや、もう楽しかったです。普段、交流する機会がない選手たちと交流できましたし、一緒にプレーもできたので、そういうところが一番楽しかったです」

 ――特に誰と、とか

 「いや、もういろんな選手と話をさせてもらいましたし、いろんな方々と楽しく話しながら、ベンチの中でもプレー中でも、できましたし、本当に“チーム・セ・リーグ”で戦えたことが凄く印象に残ってます」

 ――特に印象に残っていること

 「最後に賞をいただけたことが一番印象に残ってます」

 ――夢と希望を与えた選手に贈られるマイナビ賞を受賞

 「あんなんで与えられたのかなと思いますけど。なんか、まあ良かったっすね。僕のプレーで夢と希望を持ってくれたらうれしいです」

 ――普段はどんな思いでプレーを

 「僕たちは全力プレーで目の前の1試合を戦ってますし、本当にね、大げさですけど、命を懸けて目の前の1試合を戦っているので、そういう姿を見てもらえればなと思います」

 ――子供たちにはどんなメッセージを

 「そうですね。本当に、野球っていうのは素晴らしいスポーツですし、僕たちも野球の魅力をどんどんどんどん伝えたいなと思ってますし。10年後、20年後、その時はいま小さい子供たちがこうしてプロ野球を引っ張っていく存在になっていると思いますし、本当に野球の素晴らしさを、これから先も一緒につくり上げていけたらなと思います」

 ――村上選手にとって球宴とは

 「やっぱり、結果を残さないと出場できませんし、出場できるっていうのは限られた一部の人たちだけなので、凄く自信になりますし、誇りに思いますし。こういうオールスターで毎年、毎年選ばれるっていうことは僕の目標でもあるので、凄くいいことかなと思います」

 ――最近感動したことは

 「そうですね。最近、弟が優勝しましたし、僕が1年生以来の甲子園決めてくれたので、そこは凄く感動しましたし、刺激にもなりましたし、僕もまだまだ頑張りたいなと思いました」

 ――報告を受けたときは

 「弟はね、弟なので。必ず村上の弟って言われて凄く大変だと思うんですけど、周りの方々ははね、一高校球児として、一人の選手として見ていただけたらうれしいですし、一高校球児としてシンプルに応援してくださいという思いでいます」

 ――弟からは

 「いや、なんもないっすね」

 ――期待は

 「期待はしてないんで、本当に甲子園という舞台を楽しんでやっていただければなと思いますし。自分たちでつかみとった甲子園なので、本当に思い切って悔いのないようにプレーしてもらえれば。一高校球児として頑張ってほしいなと思います」

 ――プロとは

 「仕事と思ってませんし、野球が本当に生活の一部になってる。このスポーツで、こうして一線で活躍できるということは凄く幸せなことですし、本当に日々、苦しみだったり、うれしさだったり、楽しさだったり、いろんなところをかみ締めながら、やってるので本当に野球は人生の一部だなと思います」

 ――苦しさはどう乗り越える

 「苦しいことのほうがうれしいことより多いですけど。やっぱり、1回のうれしさというのは9失敗した分だけうれしいことなので、毎回毎回成功してたらうれしさは当たり前になってくると思いますけど、失敗することによって成功というのがより一層うれしくなりますし。本当に失敗は成功のもとじゃないですけど、その言葉かなというふうに思います」

 ――後半戦へ

 「本当にもちろん、苦しい戦いが続くと思いますし。その戦いを乗り越えないと、優勝というのは見えてきませんので。なんとか乗り切って、最後にみんなで笑って終われるように頑張りたいなと思います」

 ――本塁打競争の打撃投手を山田にお願いした

 「“俺、投げるよ”と言われたので。“お願いします”と」

 ――ゆかりのある松山で2人でどういう時間に

 「緊張したんで、まあ疲れましたね」

続きを表示

この記事のフォト

2022年7月27日のニュース