つば九郎 異例の“本文なし”ブログ投稿 ファンは愛情たっぷりエール「高津監督の言霊はんぱない」

[ 2022年7月27日 14:43 ]

ヤクルトの球団マスコット「つば九郎」
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 新型コロナウイルス陽性判定を受けたヤクルトの人気マスコット「つば九郎」が27日、自身のブログに“本文なし”という異例の投稿を行い、陽性を謝罪した。

 「もうしわけございません。」のタイトルでブログを更新。本文はなく「『つば九郎』の新型コロナウイルス陽性判定について」という球団公式サイトのリリースへと誘導した。

 球団公式サイトの発表によると、前日26日に行われた「マイナビオールスターゲーム2022」の出場球団およびNPBスタッフを対象に行ったスクリーニングのPCR検査でつば九郎が陽性判定を受けた。今年の球宴は26日に福岡ペイペイドーム、27日に愛媛県松山市の坊っちゃんスタジアムで開催。松山はヤクルトの秋季キャンプ地でもあることから、つば九郎は4月に現地での開催100日前イベントに参加するなど抜群の知名度を生かして宣伝にひと役を買い、その後も自身のブログを通じて何度も集客を呼びかけていた。ペイペイドームでも元気な姿を見せ、12球団マスコットの先頭に立って球宴を盛り上げていたが、無念の離脱となった。

 また、前人未到ならぬ“前鳥未到”の主催2000試合出場まで「マジック2」としていたが、達成が遅れることは避けられない状況になった。つば九郎は4月に新型コロナウイルス陽性判定を受けた関係者の濃厚接触者疑いに該当すると判断され、妹の「つばみ」とともに4月22~24日の阪神3連戦(神宮)を自粛。主催2000試合連続出場が夢と消えた。連続が途切れた後は2000試合出場に目標変更。順調にいけば今月24日の広島戦(神宮)で達成予定だったが、チームに大量の陽性者が出るコロナ禍で9、10日の阪神戦(神宮)が延期に。前半戦終了時点の24日で「マジック2」としていた。

 順調に日程が消化されれば8月3日の中日戦(神宮)で達成予定だったが、再び先送りとなることが決定的。通常は一日に何度もブログを更新し、チームメートたちとのほのぼのとした“ほっこり日常”を時には愛情たっぷりの毒舌もまじえてつづっているつば九郎だが“本文なし”は異例で、ファンからは「謝る必要ないです。絶対大丈夫!!!」「重症化しないことを祈ってます」といった声や「高津監督の言霊はんぱない。くれぐれもおだいじにね!!」と7月上旬、七夕飾りの短冊に高津臣吾監督(53)がちゃめっ気たっぷりに書いた「つば九郎2000試合出場阻止!!」の言葉を持ち出してエールを送るファンもおり、愛情たっぷりのメッセージが殺到している。

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