聖光学院 斎藤監督「もっと序盤に圧をかけられたら…」9年ぶり8強入りならず

[ 2022年3月25日 11:16 ]

第94回選抜高校野球大会第7日第1試合 2回戦   聖光学院2―7近江 ( 2022年3月25日    甲子園 )

<近江・聖光学院>聖光学院の先発・佐山(撮影・後藤 大輝)
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 第94回選抜高校野球大会第7日は25日、阪神甲子園球場で2回戦が行われた。第1試合では、4年ぶり6回目出場の聖光学院(福島)が2―7で新型コロナウイルスの集団感染のために出場辞退した京都国際に代わり、繰り上げ出場となった近江(4年ぶり6回目出場、滋賀)に敗れ、2013年以来9年ぶり2回目の8強入りはならなかった。

 初回1死一、三塁から安田の左犠飛で先制。4点を追う3回1死三塁からは三好の中犠飛で3点差としたが、6、7回の好機にはあと1本が出ずに無得点。反撃も届かなかった。

 エース右腕・佐山は、初回1死一、三塁のピンチで4番・山田を三ゴロ併殺打に仕留めたが、2回に4安打を集中されて5失点。その後は粘りの投球を見せたが、6回にも1失点した。

 試合後、斎藤智也監督は「立ち上がりにいい感じで試合に入れ、佐山も我慢しながら投げていたので、相手の山田投手をもっと追い詰めたかった。きょうは5、6点勝負と考えていた。もっと序盤に山田投手に圧をかけられたら…。山田投手は点を取られてから落ち着いて投げていた」と振り返った。そして「大会前に地震を含めていろいろなことがある中で、選手たちの熱い思いを感じながら戦うことができた。きょうもただで終わらないという気持ちを見せてくれた」と選手たちを称え、「野球とは違う部分で選手たちと距離を詰められて一緒に戦ってきたことを誇りに思う」と話した。

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