楽天・ドラ2安田 開幕弾宣言「ホームランを打ちたい。初球からどんどん振っていく」

[ 2022年3月25日 05:30 ]

フリー打撃をする安田(撮影・篠原 岳夫)
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 「東北のゴジラ」が球団史に名を刻む。楽天のドラフト2位・安田(愛知大)が、25日のロッテとの開幕戦(楽天生命パーク)で先発起用されることが決まった。石井監督が「彼に初戦のホームベースを任せようと思います」と明言。8番で出場する見込みだ。球団初となる新人捕手の先発マスクに満足することなく、デビュー戦アーチを狙う。

 「ワクワクが大きいです。明るく元気に、勝てるように。やっぱりホームランを打ちたいので。初球からどんどん振っていく」

 自慢の長打力を見せつける。開幕戦で本塁打を放った新人捕手は78年の巨人・山倉和博、97年のロッテ・清水将海のみ。25年ぶり3人目となる快挙を目指し「フルスイングしたい」と宣言した。球団ルーキー初の快挙となる開幕戦アーチが飛び出せば、両拳で胸を叩く「ゴリラポーズ」も本拠地のファンに披露されるはずだ。

 オープン戦では打率・242、1本塁打、8打点。得点圏打率・417と勝負強さが光った。守備では則本や田中将、岸らとバッテリーを組んで意思疎通を深めた。盗塁阻止率は・333。先発に起用する石井監督には「成長が見えなかったら使わない。“まだ早い”というより“経験させてみたい”という気持ちの方が強かった」と期待を寄せられた。

 全体練習後は、初めて試合に臨む本拠で捕手の位置からブロックサインの出し方、ベンチのサインの見え方などを入念に確認した。ロッテのドラフト1位・松川もスタメン予定。開幕戦で新人捕手同士が先発マスクで対戦するのは2リーグ制以降では初めてで、注目が集まる。「松川君も強肩強打ということで、僕も負けないようにやっていく。ここからスタートという気持ち。やる気がみなぎっている」と安田。ライバル心をプレーに込め、華々しくデビューを飾る。(重光 晋太郎)

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2022年3月25日のニュース