広島商が新型コロナでセンバツ辞退 PCR検査で9人が陽性判定 2回戦は大阪桐蔭の不戦勝に

[ 2022年3月25日 17:37 ]

甲子園球場
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 第94回選抜高校野球大会に出場している広島商が辞退すると25日、大会本部から発表された。大会本部によると「広島商から25日、大会への参加を辞退するとの申し出があり、大会本部は受理しました」とした。

 広島商は23日の1回戦で丹生(福井)に22─7で快勝。翌24日に1 回戦勝利校を対象とした大会中のPCR検査(1回目)において、同宿者35人中9人が陽性と判定された。大会本部は24日夜に緊急対策部の会議を開き、陽性者らに医療機関での診察を求めたという。陽性となった9人は25日午前に医療機関で診察を受け、PCR検査を実施したところ、9人全員が陽性と判定された。PCR検査で陰性だった26人についても再検査を行った結果、2人が陽性となったという。

 広島商の辞退を受け、26日の第3試合で予定されていた2回戦、広島商―大阪桐蔭は、大阪桐蔭の不戦勝となった。

 大会本部は、1回戦勝利校(16校)を対象にした大会中PCR検査の結果も発表。同宿者含む525人のうち、15校は全員の陰性が確認されたという。

 主催する日本高野連と毎日新聞社は「主催者として新型コロナウイルスの感染拡大予防に細心の注意を払いながら、関係者の皆さまと協力して大会運営を進めてまいりました。広島商業高校が大会途中で出場辞退の決断をされたことは非常に残念です。何より、広島商業高校の皆さん、同校を支えてくださっている関係者の皆さまの心情を察するに余りあります。第94回大会は全日程の後半にさしかかっていますが、勝ち残った出場校の皆さんが最後まで安心して実力を発揮できるよう、万全を尽くしていきたいと思います」とした。

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2022年3月25日のニュース