日本ハム・ドラ3水野 大谷以来!新人野手9年ぶり開幕スタメン「緊張まだない」遊撃手で出場濃厚

[ 2022年3月25日 05:30 ]

ペイペイドームでノックを受ける日本ハム・水野(撮影・中村 達也)
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 日本ハムのドラフト3位・水野達稀内野手(21=JR四国)が25日のソフトバンク戦で「遊撃手」として先発出場が濃厚となった。球団の新人野手の開幕スタメンは、13年の大谷翔平(現エンゼルス)以来9年ぶりの快挙。キャンプから1軍で走り続けてきた即戦力ルーキーが、大谷ばりの鮮烈デビューを誓った。

 ペイペイドームに響き渡った快音が、水野の好調さを物語っていた。24日の練習ではフリー打撃で右翼への柵越えも披露。目標としてきた開幕スタメンが濃厚とあり「緊張はまだないです。わくわくしているし、シーズンが始まると他の球団も目の色が変わると思う。そこに負けずにやっていきたい」と、意気込んだ。

 今キャンプは新人で唯一、1軍で完走。オープン戦は13試合に出場して打率・322、1本塁打と文句ない数字を残した。近年のチームの課題は遊撃手が固定できていないこと。多くの選手がチャンスを与えられてきた中で「打てるショート」としてチャンスをつかみ、「打撃では食らいついていける」と自信を持った。

 球団の新人野手の開幕スタメンは13年の大谷以来9年ぶりとなる。西武戦で「8番・右翼」として先発出場した大谷は、4打数2安打1打点と華々しいデビューを飾った。「そのことは知らなかった。大谷さん以来になれれば非常に光栄」と話す。

 6年連続2桁勝利を挙げているソフトバンク・千賀との対戦も、水野は「直球を強くはじき返すことができれば」と臆するところはない。家族も駆けつけるという特別な舞台で、大谷を超える衝撃デビューを狙う。(清藤 駿太)

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2022年3月25日のニュース