ソフトB・千賀「何をしてきても動じない球を投げたい」、新庄監督の“奇策”にも自然体強調

[ 2022年3月25日 05:30 ]

<ソフトバンク練習>キャッチボールを終え柳田(右)と笑顔で話す千賀(撮影・岡田 丈靖)
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 思い通りにはさせない。25日の日本ハムとの開幕戦で先発するソフトバンクの千賀は、静かに闘志を燃やしていた。春季キャンプ中に12球団最速で開幕投手の通達を受けた右腕は「戦える準備はできているし、早く伝えてもらったことに責任が出てくる。自分のスタートでもあるし、チームのスタートでもある。悪いものは絶対に出しちゃいけない」と快投を誓った。

 日本ハムは新庄監督が就任し、昨季から劇的な変化を遂げた。開幕オーダーも読めない状況だが、エースに不安はない。「仕掛けてきても自分の球を投げられれば問題ないし、何をしてきても動じない球を投げたい」と自然体で迎え撃つ構えだ。開幕戦は過去に2度先発し、18年のオリックス戦は7回無失点、19年の西武戦も6回無失点と好投した。いずれも白星は手にできず、勝てば12年目で初勝利となる。

 千賀は「やるべきことをしっかりできる準備するだけ」と目の前の打者だけに集中する構えだった。昨年は左足首のじん帯損傷などでシーズンの大半を棒に振っただけに「しっかり1年間、1軍でやる」と力を込めた。エースの責務を全うしてスタートダッシュを決める。

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2022年3月25日のニュース