ロッテ・ドラ1松川 高卒捕手史上3人目開幕マスクへ「感謝」自然体の18歳

[ 2022年3月25日 05:30 ]

キャッチボールをする松川(撮影・篠原 岳夫)
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 高卒捕手として55年谷本稔(大映)、06年炭谷(西武=現楽天)に次ぎ、プロ野球史上3人目の開幕マスクに臨むロッテのドラフト1位・松川(市和歌山)は「開幕スタメンで使っていただけることにしっかりと感謝しながら、チームにやっていきたいと思います」と力を込めた。

 人生初の仙台。敵地で約3時間の前日練習を行った。「球場の雰囲気だったり、芝や土を確認しながらいい練習ができた」。フリー打撃では中堅から逆方向を意識した打撃で最終調整。守備練習ではサインプレーなどの確認にも余念がなかった。井口監督は「最後まで捕手陣も競争した中で彼が勝ち取った」と改めて捕手能力の高さを評価。その上で「打つ方は小技も使えるのが特徴。つなぐ感じになる」と、まずは下位打線で起用する方針だ。

 楽天・安田との新人捕手対決も注目される。強打の捕手の加入で相手打線の厚みも増すが、18歳は「配球とか(開幕投手の石川と)話し合いながらやっていきたい」とサラリ。開幕を目前に控えての冷静さに、強心臓ぶりが垣間見えた。(横市 勇)

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2022年3月25日のニュース