開幕戦白星発進の巨人・原監督と一問一答 3万8000観衆に「これがプロ野球であると」

[ 2022年3月25日 22:38 ]

セ・リーグ   巨人4―2中日 ( 2022年3月25日    東京D )

<巨・中1>勝利しスタンドのファンに両手を振る原監督(撮影・久冨木 修)        
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 V奪回を目指す巨人は中日との接戦を4―2で制し、3年連続となる開幕戦勝利。オープン戦最下位から白星発進を飾った。

 5年連続、球団最多8度目の開幕投手を務めた菅野は6回で7安打を打たれながらも2失点とまとめ、プロ108勝目となる今季初白星。開幕5勝目は別所毅彦、斎藤雅樹の4勝を抜いて球団新記録となった。ドラフト1位ルーキーの大勢は9回にプロ初登板。2死満塁のピンチを招きながらもMAX158キロの速球を武器に無失点に抑えて初セーブを挙げている。開幕戦で新人がセーブをマークするのは球団初。

 試合後、巨人・原辰徳監督(63)との一問一答は以下の通り。

 ――開幕戦の最後はルーキーが締めて白星

 「そうですね。まあ、粘り強く全員がね、戦ってくれたなというところですね」

 ――大勢の投球は

 「まあ、結果的にね、0点に抑えた、セーブがついた。今日に関しては最高でしょうね。まあ、どこかに野球の難しさとか、あるいは喜びだとか、そういうものを感じてくれれば次につながると思いますね」

 ――菅野はまさに粘りの投球

 「いい形で味方が逆転してくれたというね。そこにギアを上げてくれた。粘り強く、まさに粘り強く2点で抑えてくれたですね」

 ――逆転の5回はスタメンに抜てきした広岡がいい仕事

 「非常に彼の持ち味のね、思い切り、パンチ力というかね、そういうのが出て非常に良かったと思いますね」

 ――ポランコは3安打に勝ち越しタイムリー

 「向こうの先発投手(大野雄)には毎年苦しめられているわけでね。そんな中でね、初顔合わせで打ってくれたというのは非常に大きいと思いますね」

 ――3年ぶりに大勢のファンの前で開幕

 「何か数年前であるならばね、当たり前のような感じはするんですが、今日本当にこういう形でね、お客様がたくさん入られた。こういうことに感謝、それとこれがプロ野球であると。2つの気持ちでいました」

 ――大勢は2死満塁までいった。監督のベンチでの心境は?

 「いやあ、やっぱり乗り越えなければいけないところだし、私自身はさあ行こうという前向きな形で彼を見ていました」

 ――小林のサインに首を振ったり。今後につながる

 「と思いますよ」

 ――初登板初セーブは巨人では史上初

 「ねえ。まあ、自分で彼の場合、僕たちがあてがったわけじゃないしね。そこの部分というのはクローザーというところにね。自分で上がってくれたという部分においては、結果も良かった。そういうふうなものがあったから今日セーブもついたというところじゃないですかね」

 ――大勢を抑えに決断したのはいつか

 「いつごろですかね。東京ドームの残り4試合、その辺のところですかね」

 ――抑えに一番必要な要素は

 「そのへんはまだまだね。できたてほやほやですから、それほどなんていうんだろうな、さっき言ったようなことでね、やっぱり終わらせてつなげるということですよ。そこで手放しで万歳万歳というわけにはいかないし、相手チームもマークしてくるだろうし、そういう中で戦い抜くんだぞという覚悟を持たせるという点では良かったんではないですかね」

 ――菅野の開幕戦5勝目は球団新記録

 「そうですか。まあそれも良かったでしょ」

 ――6回は白黒付けてこいという感じか

 「そうですね。代えるつもりはなかったですね」

 ――5回は吉川からの4連打

 「あのスチールは大きいんじゃないでしょうかね。(吉川)尚輝のね」

 ――ポランコも一気にきた

 「まだね、今日は良かったけど、さっき言ったことが全てだったと思いますね」

 ――隙を突いた走塁も

 「そうですか。その辺はどうぞ(笑)」

 ――代行キャプテンの小林は

 「存在感あったと思いますね。リーダーシップもあるし、いいものが出たと思います」

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