日本ハム・ドラ8北山　開幕投手の大役に「ルーキーらしく思い切って」

開幕投手・北山（左）は新庄監督に話しかけられグータッチをかわす（撮影・西川　祐介）
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　日本ハムの開幕投手に指名されたドラフト8位・北山（京産大）が、人生最大のチャンスを生かす。初体験となるペイペイドームのマウンドに上がり、左右に打者を立たせて25球の投球練習を実施。感触を確認した。予想だにしていなかった大役にも「ルーキーらしく思い切って投げたい」と意気込んだ。

　20日の夜、札幌市内の選手寮でカキフライを食べていた時に開幕投手を知らされた。新庄監督から「次は開幕投手の出番だ。楽しんで行けよ。任せた」とSNSを通じて直接メッセージが届き、北山は「（食事が）喉を通らなかった」。誰にも悟られないよう発表時まで平静を装ってきた。

　入寮時には新庄監督の著書「もう一度、プロ野球選手になる。」を持参。指揮官の失敗を恐れないマインドを学んできた。「失敗したらどうしよう、ではなく、活躍すれば素晴らしい未来が待っている。プラスに捉えて挑戦したい」。注目の開幕戦。ビッグボス流の思考で成り上がりを果たす。（清藤　駿太）