阪神・矢野監督 3年間ずっと伝えてきた「俺たちの野球」で優勝つかむ

[ 2022年3月25日 05:30 ]

開幕前、インタビューに応じる阪神・矢野監督(撮影・平嶋 理子)
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 集大成は結果で示す。阪神・矢野監督が24日、練習前に全体ミーティングを開き、約5分間熱弁。3年間で浸透させた「俺たちの野球」の成果を、優勝、日本一という形で証明することを誓った。

 「監督を引き受けた時にこんなチームだったらいいなというのが自分の中にはあって。どんな気持ちで戦うとか、どういう姿勢を見せていくかが大事だと思っていたから。この3年間もずっと伝えてきてたし、それを選手たちがやり切ってくれている。その証明として、優勝というのがどうしてもいるんだと。そういう話をした」

 監督最後の開幕前日となり「そわそわするね。来年の開幕はユニホームを着ていないんだという思いはやっぱり全然違うよね」と感慨深げに話した。「俺たちの野球」とは、一塁までの全力疾走や投手のバックアップのように、手を抜かず、諦めない姿勢で子どもの見本となる野球。「すごくいいチームになった」と言うように、そこに手応えを感じているからこそ悲願のVという結果がほしい。

 昨季はヤクルトとゲーム差なし、勝率わずか5厘差届かず、悔しさを味わった。そのヤクルトといきなり対決するが「去年と比べてるんじゃなくて、その先(自分たちの野球をやった先)にそれ(優勝)があると信じている。去年を振り返ってとか、相手がどうこうじゃなくて」と強調した。ラストシーズンとなる就任4年目。やり残すことなく、ユニホームを脱ぐ日を迎えたい。 (山添 晴治)

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2022年3月25日のニュース