巨人・菅野「大好きなジャイアンツでこういう記録を残せるのはこの上ない喜び」6回2失点で球団新開幕5勝

[ 2022年3月25日 22:32 ]

セ・リーグ   巨人4―2中日 ( 2022年3月25日    東京D )

<巨・中1>巨人先発の菅野(撮影・久冨木 修)        
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 巨人のエース、菅野智之投手(32)が今季開幕戦となった中日戦(東京D)に先発登板。6回で7安打を打たれながらも2失点とまとめ、通算108勝目となる今季初白星をマークした。開幕5勝目は別所毅彦、斎藤雅樹の4勝を抜いて球団新記録となった。

 以下、巨人・菅野の一問一答

 ――球団の記録に名を刻んで。

 「ほんとに喜ばしいことだと思いますし、昨日の囲みでもいったんですけど、大好きなジャイアンツでこういう記録を残せるのはこの上ない喜びです」

 ――監督、小林から言葉は。

 「まだ全然話していないので、わからないですけど、誠司も喜んでくれていると思いますし、監督にも勝利を届けられてのでよかったです」

 ――粘り強く。

 「やっぱり開幕戦って投げた人にしかわからなくて、一筋縄ではいかないというか、こういう展開になるということはわかっていましたし、大野さんもオープン戦に比べたら状態を上げてきているという印象だったので、なかなか点は入らないなとというところで、4点とったことはチームが上回ったことだと思うので、チームとしてもいいスタートをきったと思います」

 ――3回と5回に福留をスライダーで三振。

 「一打席目にある程度真っすぐをつかって意識付けをすることもできましたし、誠司もうまく球種、コースに偏らずリードしてくれたと思うので、2打席目の三振はスライダーも抜けてあんまりいい形ではなかったですけど、結果的にストレートがきいてるからああいう空振りになったと思うので、うまくバッテリーで攻められたと思います」

 ――きょうは特に5回以降は内容より結果をつかもうとする執念が見えた。

 「そうですね、そう見えたならうれしいですし、桑田さんからも監督からも粘り強く戦っていこうと、それがテーマというか、投手陣の合言葉でもあるので、本当はびしばし抑えた方がいいんでしょうけど、オープン戦みたいな感じだとたぶんずるずるいっていたと思うので、そこはスイッチを入れて、特別いい結果ではないが、勝てたという結果が自分自身、良かったと思う」。

 ――大観衆の前で投げて。

 「正直、そういうことを考える余裕がなくて、久しぶりにこんなに緊張した」。

 ――昨年も「内容が良くなくてもいかに抑えるかが大事」と言っていた。そういったものが垣間見えた気がする。

 「そうですね、やっぱり悪い中でもびしばし抑えるときもあると思うんですよ、結果的に。いい時の試合なんかほとんどないですし、年間2試合あればいいかなという感じなので、自分の感覚の中では。でも決してきょうはすごく調子が悪いではなく、相手も血眼になって向かってきますし、最後にああいう展開になるのは両者譲らないところがすごくいい試合だなと思ったので、調子がいい悪い関係なく、いかに力を発揮できるかがテーマとしてある」。

 ――昨年は個人もチームも悔しさがあった。今季の第一歩がいい形になったことは。

 「うん、結果はそんなに変わらないんですけどね、6回3失点で。チームも昨年は勝ちましたけど、きょうは勇人さんの代わりの広岡が打ったり、最後は大勢が締めたりとか、やっぱりすごくいい形でチーム全体としても動き出したと思います。僕はまだまだですけど、いい波に持っていけたらいいんじゃないかなと思います」

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