近江 逆転で19年ぶり8強!多賀監督「しっかり球を引き付けて打つ意識がよかった」

[ 2022年3月25日 11:44 ]

第94回選抜高校野球大会第7日第1試合 2回戦   近江7―2聖光学院 ( 2022年3月25日    甲子園 )

<近江・聖光学院>2回1死満塁、近江・清谷が逆転となる左中間2点適時二塁打を放つ(撮影・椎名 航)
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 第94回選抜高校野球大会第7日は25日、阪神甲子園球場で2回戦が行われた。第1試合では、新型コロナウイルスの集団感染のために出場辞退した京都国際に代わり、繰り上げ出場となった近江(4年ぶり6回目出場、滋賀)が7―2で4年ぶり6回目出場の聖光学院(福島)に勝利。2003年以来19年ぶり2回目の8強入りを果たした。代替出場校では4校目の8強入りとなった。

 近江は、1点を追う2回1死満塁から清谷の左中間2点二塁打で逆転。さらに津田の左前適時打、横田の右前適時打、中瀬の中犠飛でこの回5点を挙げた。6回1死二、三塁からは清谷の右前適時打で1点を加点。8回には中瀬の左前適時打で1点を追加した。

 エース山田は初回、3回に犠飛で失点したが、4回以降はリズムをつかみ、力のある直球と切れの良い変化球を投げ込み、リードを守り切った。

 試合後、多賀章仁監督は、7得点した打線を「初戦はフライアウトが多かったので、ニゴロ、遊ゴロを打つ練習をしてきた。しっかり球を引き付けてインサイドアウトにバットを振り出すという意識で臨んでくれたことがよかった。きょうはジグザグ打線を組んで、左打者が機能してくれた」と評価。エース山田の投球については「序盤はリズムに乗れなかったが、5、6回を3者凡退に切って、早いカウントで打ち取っていくという投球の中で、守りから攻撃へのリズムが出て来た。冬場から取り組んできたリリースポイントを前にすることで角度ある直球、そういう球がもう少し増えて来るといいんですが、そういう球さえいけばまず打たれないと思う」と話した。

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